歌手・絢香（25）が4日より全国でオンエアされている『ネスレ キットカット』40周年キャンペーン新CM『ありがとう』篇に出演している。
絢香にとって本作は初出演のCM。本作品のために新曲『ありがとうの輪』を描き下ろしている。CMの楽曲にもなっているが、伸びやかな歌声と幅広い世代が共感できるストレートな歌詞が、日常の中の「ありがとう」が生む幸せを表した映像とマッチしており周囲に「ありがとう」を伝えたい気持ちを後押しする仕上がりとなっている。
CMは岩井俊二監督が手がけているもの。サラリーマン、小学校の子供たちが先生へ、女子高生がキットカットバスの運転手へという温かなシチュエーションでありがとうを伝える姿が楽しめるものとなっている。
撮影現場はサラリーマンの場面カットでは実際の公園で撮影。噛み締めて歌う絢香に岩井監督も「いい感じだね」とうなずいていたそうだが、昼間の時間帯とあって日差しがどんどん威力を増したため、光の差し込む角度に「カット！」の声がかかったという。その後、太陽の動きに合わせて撮影位置の変更が繰り返され、合計8テイクを数えたそうだが、絢香は最後まで集中力を切らさず、「日差しは強いけど、風が涼しくて気持ちよかった」とさわやかな笑みを見せていただのだとか。
小学生のシーンでも光にこだわり、落ちていく太陽との時間との勝負だったそう。機材トラブルも起こり焦るものとなったそうだが、ラスト1テイクで、小さな光をそっと掴むような感じに仕上がったという。
初のCM撮影を終え絢香は「すごく楽しかったです。自分のMVの撮影とはまたちょっと違う緊張感もあり、その緊張感を楽しませていただきました」と、振り返る。
印象に残っていたのは公園のシーン。「ちょうどお昼休みだったのか、パッと振り向くと高校生やスーツ姿の人が何十人といてビックリしました」と、苦笑い。
岩井監督とは初めての仕事で、絢香は「あれ？ちょっと怖い…？」と緊張していたそうだが、話し始めると「（岩井監督は）とにかく柔らかい空気をまとっている」とリラックスできたそうで、合間合間にも楽しく談笑。「撮影とはまったく関係ない話で盛り上がることが多かったです（笑）。監督はすごく柔らかくて、すごく素敵な方です。岩井監督に撮って頂けて本当に良かったです」と笑みを見せる。
演技指導などについても「全くなかった」という絢香は逆に「大丈夫ですか！？」と聞いてしまうほどだったようだが、「演じるということよりも歌うことに専念すれば良かったので、その面を信頼して任せてくださったのなら、すごく嬉しいですね」と、語っていた。
最後に『ネスレ キットカット』40周年記念キャンペーンに寄せて自身の今年デビュー7周年と重ね「デビューして7年でさえたくさんの人の助けや支えによって今の自分がいるんだなと思っているわけですから、40周年まで頑張ろうと思ったらもっとたくさんの人に支えられて助けられていくわけですよね。そう考えると、やっぱり常に『ありがとう』とおいう感謝の気持ちというのを忘れないことが一番大事なんじゃないかなと思います。自分もきっと『ありがとうの輪』を歌うたびに、『ありがとう』の思いを伝えることがいかに大切かを見つめ直せる気がします。ずっと大事にしたい曲です」と、メッセージを寄せていた。
『ネスレ キットカット』40周年キャンペーン新CM『ありがとう』篇は4日より全国オンエア中！
