ニッポン放送を代表する深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』初代パーソナリティーの高崎一郎(本名:俊威)さんが10日午前未明、老衰のため死去していたことが、分かった。82歳だった。
高崎さんは英国ロンドン生まれ。戦後、青山学院大学進学後、米南カルフォルニア大学に留学。帰国後の1954年にプロデューサーとして同局へ入社し、『オールナイトニッポン』には企画段階から携わり67年に初代パーソナリティーとなった。その後、69年にはフジテレビのバラエティー番組『オールナイトフジ』やテレビ東京の情報番組『レディス4』の司会として活躍した。
ほかにも、テレビの通販事業にも着手し、70年にはテレビショッピングコーナーを含むフジテレビ『東京ホームジョッキー』を企画したり、パシフィック音楽出版(現フジパシフィック音楽出版)の社長も務めるなど幅広く功績を残した。
16日付のデイリースポーツ、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知、東京中日スポーツ各紙が報じており、葬儀・告別式は近親者で営んだ。喪主は長女・秀子(ひでこ)さん。後日、お別れの会を開くとしている。