若手俳優集団『D-BOYS』の三上真史（30）と『D2』の陳内将（25）、阿久津愼太郎（18）、池岡亮介（19）、根岸拓哉（17）、前山剛久（22）が20日、東京・SHIBUYA－AXで行われた『DステFES Presents クランフェスト2013』に出席した。
今後、Dステで演ってみたい会場を聞かれると、根岸は、地元の「さいたまスタジアムで！」と強調。「武道館」との声も出る中、阿久津は、「名古屋に3つある（御園座、中日劇場、名鉄ホール）大きい舞台でやることが、役者としては大事だと聞いたので、制覇したい」と、真面目に語る。
同フェスは、「Dステを全国に！」を合言葉に、若手俳優集団『D-BOYS』と『D2』による舞台「Dステ」の魅力を出演者自ら全国にお届けするトーク＆ライブイベント。
今年は、大ヒットとなった『D2』メンバー総出演による12th『TRUMP』に登場する吸血種の学園祭「クランフェスト」の名を冠し、2007年上演の1st『完売御礼』から、、今年10月に上演される14th『十二夜』まで、Dステの魅力をとことん語りつくすトークセッション。劇中歌によるミニコンサート、その場の出演者で名場面を再現するコーナーなど、一層進化したイベントとして全国を渡り歩く。
地方に行く楽しみとして、陣内は、「食ですよね。地方公演に行くと、ご当地のもの食べて語って、ホテル戻って、また語って」と、嬉しそう。三上は、「反応が違うんですよ。ここでウケたところが、こんなところでウケるんだ」と、場所によって盛り上がる所が違う。
さらに、陣内は、「九州出身なんで、九州に行くともれなく陣内ファミリーがくる！歓声の中にハンカチ持っている婦人がいて、母ぁちゃんなんですけど」と、笑わせる。根岸は、「埼玉出身なんで、さいたまスーパーアリーなとかで、来年ぐらいにやりたい」というと、前山は、「大阪出身なんですけど、（出演が）東京でしたね（笑）。東京のみんなと楽しく盛り上げられたら」と、笑わせる。
印象に残っているDステについて、前山は、「初めてのDステだった『TRUMP』」。阿久津 は、「『淋しいマグネット』。当時16歳で、あの若さであんな大きな役いただけるのはあまりない。瀬戸康史さんとWキャストで緊張しましたし、稽古場で泣いたこともあります」と、思い出がいっぱい詰まっている様子。
陣内は、「初めてDステで役をいただいた『NOW LOADING』」。三上は、「『ラストゲーム』。再演にも出させていただいた。原点で、思い出しても泣けてきます」と語り、池岡も『ラストゲーム』を上げた。根岸は、「『TRUMP』。人間を通して、役者を通して変えられた。
観客としてみた時に面白かった作品とし、陣内は、「『クールの誕生』。コメディー好きなんですよ。何でコメディー呼んでくれないんだ」と、訴える。三上は、『淋しいマグネット』を上げ、池岡は、初の時代劇ものとなった『鴉〜KARASU〜』を。前山は、「『淋しいマグネット』。何度も見たんですけど、飽きなくて、何度見ても泣いてしまう」と、それぞれ上げた。
阿久津は、「『チョンガンネ～おいしい人生お届けします～』です。生花店と舞台が地味。灰色ばっかりなんです。演出家の先生に後ではいたところ、『役者が色を出すから、舞台に色が必要ない』と、おっしゃられて、感動したのを覚えてます」と、真面目に語る。
他のメンバーに負けないものとして、前山は、「ゆるふわなんですよ。柔らかい感じは負けない」と、ゆるふわな感じで答える。阿久津は一度「考えます」と、まさかのパスをしたあと、「反復横跳びが一番自信あります、リアルに。学校でも1位」と強調。陣内は、「芝居のことを考えている時間」といいきると思いきや、「が、一番長く…ありたい」と、希望。
三上は、「ガーデニングの知識。演劇から園芸に」と笑わせ、池岡は、「ONEPEACEが大好きで、知識は絶対負けない」というと、今度の舞台で女役をやるということもあり、「洋服の？」と、イジられる。根岸は、「身長です。188センチあります」と、見たまんま。
今後、どの会場で演りたいか問われると、陣内は、「埼玉でやりたいから、味スタ（味の素スタジアム）ですかね」とボケると、根岸が「東京ジャン」と、突っ込むお約束。他のメンバーからは、武道館との声も出る中、阿久津は、「役者さんにとっては名古屋に3つある（御園座、中日劇場、名鉄ホール）大きい舞台でやることが大事だと聞いたので、制覇したい」と、真面目に語る。
最後に、根岸が、「さいたまスタジアムで！」と強調すると、「アリーナにしとけ」と声がかかり、「スーパーアリーナで」と訂正。
今年10月に上演されるDステ14th『十二夜』について、池岡は、「初女性役に挑戦します。今の舞台で筋肉ががっちりついているので…」と、不安そうにいうと、三上は、「僕が恋する役なので、今日から（池岡を）女とみないと…」と、こちらも戸惑い気味。陣内は、「道化師なんですけど、道化というのはキーになったりする場面多い。上手く広い目で転がしていければ」と、抱負を語った。
同フェスは、7月20日（土）の東京公演を皮切りに、7月24日（水）大阪公演、7月26日（金）福岡公演、7月27日（土）名古屋公演がそれぞれ2部制で行われる。
14th『十二夜』は、10月4日～13日まで東京・紀伊國屋ホール、10月17日～20日まで、大阪・ABCホールにて
