女優の夏帆（22）が3日、都内でドラマ『悪霊病棟』（TBS系）合同取材会を俳優の大和田健介（22）、鶴田法男監督（52）と行った。
夏帆演じる尾神琉奈（おがみ・るな）が勤める町外れの隅川病院。厳しい主任ナースや研修医の隅川朝陽（大和田）と働く彼女だが、病院では「幽霊を見た」という話題が絶えない。そんなある夜、用事で旧病棟を訪れた琉奈は自分を呼ぶ声を聞く…
Jホラーの先駆者として知られる鶴田監督は「怖いんですけど、ちょっと愛嬌のあるホラー。新生Jホラーの誕生の瞬間を見ていただきたい」と自信たっぷり。初めてホラーに挑んだ夏帆は「すごくプレッシャーが強くて、かなりハードルが高かった。初めて台本を読んだ時はひっくり返りそうになったんです」と笑いながら語った。
鶴田監督が「貞子を超えるキャラクター」と太鼓判を押す尾神琉奈。役どころについて夏帆は「小さい時から霊的な能力を持っていて、嫌なことや辛いことを経験しそれを隠してきた」と説明し「すごく大変でした。普通のドラマだと“今日が山場だな”という日があるんですけど、このドラマはそれが毎日。終わった時はすごい達成感というか、よく撮りきれたな」と苦笑した。劇中では猫背が印象的だが、共演の大和田も「夏帆さんは本番じゃない時も背筋を丸くし、空気作りをしていてすごかった」と絶賛した。
記者から「ナース服の感想は？」ときかれると大和田は「見どころ満載です！」と断言。夏帆は「ナース服をちゃんと着たのも初めてだし、ホラーも初めて。初めてづくしでした」と微笑んだ。また、自身の恐怖体験を聞かれると「全然霊感というものがまったくなくて、体験をしたことがない。怖いものが苦手でホラー映画やお化け屋敷も避けてきたんですけど」と明るく語り、「よくホラーの撮影現場は“ある”っていうじゃないですか、期待して行ってたんですけど、恐怖体験もなくて楽しく撮影できました。学園祭みたいでした」と笑顔で語った。
最後は6月30日が誕生日だった夏帆にケーキのサプライズ。鶴田監督は「夏帆さんはホラーセンスが抜群に感度ビンビン。間の取り方も、人を驚かすタイミングを熟知している。今日がホラー女優・夏帆の誕生です」と門出を祝った。
『悪霊病棟』は7月18日よりスタート！
