女優・上野優華(15)、水崎綾女(24)、安田聖愛(17)、山川りな(17)、『AeLL.』石條遥梨(20)、俳優・馬場良馬(28)が6月29日、東京ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で開かれた映画『トイレの花子さん 新劇場版』(監督:山田雅史/配給:株式会社チャンス イン、株式会社キャンター)初日舞台あいさつに登場した。
1995年、98年に前田愛、栗山千明らで映画化されヒットとなった『トイレの花子さん』が15年ぶりに銀幕で登場。花子さんが生まれた背景などを現代人が抱える問題と絡めて提示した作品となっている。
白いドレス姿で現われた上野。本作で初めて主題歌を歌うことについては、「嬉しかった」というが、合わせて映画初出演で初主演となったことには「ビックリしました。初めての演技には緊張しました」と、率直な感想を語り、「私なりに頑張ろうと思って演じました」と、当時の気持ちを語った。
見どころについての質問がされると、上野は「元々明るかったさよが暗くなっていく感じの気持ちの変化が見どころ」というと、馬場は「トイレに引きずり込まれて渾身の叫び声」とそれぞれ挙げる。
怖い作品とは裏腹に現場はほのぼのしていたというが、恐怖映画につきものの、撮影中の恐怖体験もそれなりにあったそうで、水崎は「現場で携帯の電話が繋がらなくて、ピーッとか音がしたので」というと、馬場も「公演のトイレで撮影したときのトイレにあった鏡が、勝手に落ちて割れたんです」と、背筋の寒くなるエピソードも披露した。
終了後の囲み会見では、自身の役について、水崎は「初めての先生役で教壇に立つとものすごく緊張して、小学校とか中学校のときが懐かしいなって。教えること以外のコミュニケーションも難しかったです」というと、馬場は「妹が亡くなったことによる感情をどういう感情に持っていくかというのが難しかったです。記憶の底から出てくる感情を演じました」という。
また、特撮ドラマ『特命戦隊ゴーバスターズ』で敵同士として共演したことがある水崎と馬場。舞台あいさつ中ふざけあう姿も見られたが水崎は、「前はキャラが濃かったので、普通に立ち止まったり、会話することがなくて、そこに慣れるのに1日かかりました。妹が亡くなって暗い役というのは分かるのですが、それが『なんでだよ!』という気持ちで」と、苦笑いしていた。
ほかにも、誰が怖がりかの話題になったときに、3人のうち誰が怖がりかの話になった際は、2人から水崎が選ばれ、「自分の死ぬシーンで分かっていても、映画を観ると『キャー』という感じになってしまいます」という一面も見せていた。
映画『トイレの花子さん 新劇場版』は6月29日より7月5日まで同所にて限定ロードショー!