川崎市のご当地アイドル『川崎純情小町☆』の最年少メンバー・浅井雅（年齢非公表）が電車内で痴漢の男を取り押さえ、現行犯逮捕に貢献していたことが、分かった。
同グループは地域活性化プロジェクトとして2011年10月に結成。市内で介護ボランティアやチャリティーコンサートなどの活動をしている。昨年12月には芸能事務所ホリプロ主催の『ご当地アイドルNo・1決定戦」でファイナリスト11組に残るなど注目度の高いアイドルだ。
1日付の日刊スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、東京中日スポーツ各紙が報じており、神奈川県警多摩署によると、浅井さんは6月29日午後11時40分頃、後輩の高3の少女（17）と一緒に小田急線代々木上原駅で小田原行きの急行電車に乗った際に、しばらくして友人の背後から男が下半身を押しつけているのを察知。友人からは携帯電話のチャット機能で『ちかん』と連絡があったという。
浅井は勇気を振り絞って後輩と場所を変わり、男に「次やったら言いますよ」と伝えたが男は「怖いなあ。言ってもいいですよ」とまったく動じなかったという。しかし、次の停車駅の下北沢で男は友人から離れたが、なんと今度は別の女性に接近。
「そこでカチンと来てしまいました」という浅井は、男の右手を左手で力いっぱいにぎり、決然と「降りてもらいます」というと、登戸駅で男を電車から降ろし、駅員を通じて神奈川県警に引き渡したという。男は神奈川県小田原市の無職堀井淳也容疑者（38）で、東京都迷惑防止条例違反（痴漢）の疑いで現行犯逮捕された。
浅井は、大好きなアニメ『美少女戦士セーラームーン』を意識していたそうで、「もう許せなかった。こんな挑発的な態度をとられて、戦わなきゃと。“月に代わってお仕置きよ！”と思った」と、当時の心境をコメントしているという。
