“川崎のあじさい寺”で親しまれる神奈川・川崎の妙楽寺であじさいが見ごろを迎えている。
妙楽寺境内には先代の住職から現在の住職に受け継がれた28種・約1000株のあじさいが植えられており、地元の知る人ぞ知る、色とりどりのあじさいが楽しめる穴場スポットだ。
また、妙楽寺のあじさいは山の中腹にあり、参道や本堂が大きな桜の木で覆われているため日差しが届きづらく、ほかのあじさいスポットより開花が遅れる傾向があり、ほかのスポットとは違ったタイミングであじさいを楽しむことができることでも親しまれている。
今年の関東地方の梅雨入りは早く梅雨明けは例年通りのため長めの梅雨になることから、湿気や雨の多い環境が続くことにより、花の色づきがよくなることが期待されており、現在は見ごろで7月上旬にかけて観賞を楽しむことができそうで、あじさいの誕生花の7月1日には賑わうことになりそうだ。
なお、同寺の近くには『藤子・F・不二雄ミュージアム』やかわさき宙(そら)と緑の科学館もあるなど、散策にも持ってこいのロケーションとなっている。
■豆知識
・紫陽花の花言葉は、強い愛情。また、土壌の性質によって色が7変化する事から、移り気とも言われる。
・和名の「あじさい」は集(集まる)+真藍(青い花)が変化したもの。つまり、あじさいは「青い花が集まって咲いている」花の姿を表現した言葉。