女性5人組の宇宙初のエアギターアイドルグループ『テレパシー』が8日、東京・豊島区池袋「新星堂サンシャインシティアルパ店」で1日店長とトークイベントを行った。
エアギターアイドルグループながら、メンバーで唯一ギターが弾ける14歳になったばかりの“まぽ”こと三上真依が、「14歳になった喜びと感謝を伝えたい」との思いから、ファンの前で『キミユメ』の一部を生演奏。納得行かず、「16日のピピピ会でリベンジ」を誓った。
「テレパシー」は、“もじゃ”こと佐々木美紅(17)、“ななみん”こと名倉七海(18)、“まっきー”こと君村マキ(16)、“なこ”こと前嶋菜子(16)、“まぽ”こと三上真依(14)の5人によるアイドルグループ。最大の特徴は、「エアギターパフォーマンス」。玩具量販店で購入したという電子玩具のギターをかき鳴らしながら、激しいダンスと歌唱で魅せる「全力パフォーマンス」。
この日のテレパシーは、『IDOL Planet ~アイドルの惑星だモン~ Vol.1』(東京都武蔵野市・吉祥寺CLUB SEATA)でライブを行ったあと、午後3時から池袋の新星堂イベントに駆けつけるという忙しさ。ライブでの疲れも見せずに、店専用のエプロンをつけ、首から「店長」と入った名札をぶら下げ、笑顔で店頭に立った5人。
イベントでは、メンバーが1日店長としてライブ会場限定CD『キミユメ/今すくKiss Me』と『テレパシーセカイ/P.S.I LOVE YOU』を販売。メンバーがひとりずつ、レジ打ちを体験。残りの4人がCD販売をしつつ、生写真をプレゼント。そのため、1枚ずつ何度も購入したり、推しメンに映画のCDを購入してプレゼントするファンもいた。
「いらっしゃいませ~」「いい商品取り揃えていますよー」「どれになさいますかぁ~」と、ファンに向かって店員になりきり販売する。ファンもそれに応じて、「3rdCDはないんですか?」と聞くと、メンバーは、「あぁ、それはまだ、入荷予定がないんですよ。もう少しお待ちください」と、ノリノリで会話を展開する。
CD購入者には、もれなくサイン入り生写真プレゼント&握手会参加券がメンバーから手渡されたが、「サイン入り生写真」は、推しメンのが当たるかどうかわからない。「ラッキー」「残念」など、一喜一憂する声が響き渡った。
30分程の即売会の後は、お笑い芸人・ズドン(33)のMCによるトークイベント。一日店長の感想を、まぽは、「ピピピが楽しかったです」と、バーコードを読む機械の体験を語ると、なぜか、ひとりツボに入って笑いっぱなし。まっきーは、「アルバイトしてみたくて、まだ、したことなかったので、ピピピが楽しかったです」と、「ピピピ」つながり。
ななみんは、「楽しくて、レジ打ちやってみたいなと思いました」というと、もじゃが、「レジ打ちってどんな音?」とふる。当然、流れから「ピピピ」と言うと思ったところ、「カチャカチャ」と、リアクション。あわてて、「もっと、ピとやりたかったです」というも、時すでに遅し。
もじゃは、「エプロン着ると意外と引き締まって、ビシっとなりました」と、この日は声をからしてハスキーボイスで感想。「でも、やっぱりピピピがよかったです」と、一応、リーダーとして、「ピピピ」を引っ張る。
なこが感想を言おうとしたところ、高貴なイメージが有るということで、「なこ様は?」と、MCズドンがふると、ファンも「あぁ~」と納得。なこ様は、「ピピピが楽しかったです。あと、袋がなかなか開かなくて、『あぁ』ってなった」と、珍しい感想を言って笑わせる。
MCから、「テレパシーはドーンと売れちゃうから、この先、ガチで店長する機会ないじゃん。あとは警察署長ぐらいしかないよね。もうピピピのときないよね」というと、メンバーは、「まだやりたい」と。ななみんが、「機械買えばいいじゃん」と、大胆な提案。MCから、「それ、3分で飽きるよ」といわれると、「(飽きたら)弟にあげます」と、行って笑いを取る。
一日店長のつながりから、「自分が店長としてCDショップ出せるなら、どんな店」と問われると、まぽは、「壁が黄色で、黄色い照明で、クマがいっぱい置いてある」と無邪気にいう。まっきーは、「CDプレイヤーが置いてあって、自由にCD聴けるのがいい」と現実的回答。
ななみんは、「全部のCDに自分の声吹き込もうかな、『ななみんです』と。曲紹介しようと思います」と、全部のCDに曲紹介を吹き込んでいるのを売りにした店を発想。もじゃは、「カフェのようなところに、CD置いて、選びながらお茶ができる」と、ブックカフェのCD版を想像する。なこ様は、「お菓子がいっぱい落ちているところ。その中にCDが隠れている。でも、自分の好きなアーティストを探すのが大変」と、やはり“高貴な”雰囲気だけあって(?)超独創的な発想。
初めて買ったCDは、もじゃが、『だんご3兄弟』で、「ママが買ってきてくれて、聞いてた」そうで、まぽは、「AKB48。まとめ買いしました」と言い、ななみんは、「『ピラメキーノ』ではんにゃの金田さんが、ギャルに扮したオンナラブリーのCDを予約して買った」そうだ。
ここで、14歳になったまぽから、「14歳になった喜びと感謝を伝えたい」として、生ギター演奏を初披露。
13歳から14歳になって何か変わったか聞かれると、「あまりかわらない。自己紹介の時に14歳といわなきゃいけないけど、13歳と言いたくなる。1年が短かったから、13歳の気がしなかった」と、デビューのキッカケとなったオーディションからの1年を振り返った。そして、「14歳になったら、ピピピをもっとやりたいです」と、彼女の中では「ピピピ」がマイブームになったらしい・・・。
続けて、「クマが好きなんで、クマになりたいんですよ。クマの人形が好きなんですけど、最近、本物のクマにも目覚めてきて。でも、本物のクマに自分で近づいたら、シャッてやられるじゃないですか。クマになればシャッとやられないじゃないですか」と、トンデモ発想で笑わせる。
MCが、「売れたらそういうロケ連れて行かれるよ」というと、メンバーは、「まぽだけいってきてね」と、同行を拒否。
いよいよギター演奏を披露することになるが、まぽは、「みんな一緒に歌おう」とか「(真ん中じゃなく)端っこがいいです」と、及び腰。「♪ありふれていた~♪からね。一緒に歌ってね。歌ってくんなきゃ真依やめる。真依、歌いたくないんで。あんまり歌に自信ないんで」と、ぶっちゃけ。
たどたどしいながら、なんとか弾きこなしたまぽ。ギターは、一昨年ぐらいに(お父さんから)買ってもらって、ちょっとだけ教えてもらって練習しているそうだが、出来について、「全く満足してない。もっと練習して上手になりたいです。もう一回やります。みんなで練習して。皆さんと歌ってやりたいです」というと、次の披露を「ピピピ会!スムーズに弾けるようになります」と、宣言し、大いに盛り上がった。
6月16日の目黒『鹿鳴館』での「第6回ピピピ会」は、まぽの生ギター演奏に加え、2部で、まぽとまっきーのW生誕祭など、内容盛りだくさんのイベントとなる。
もじゃは、「いっぱいライブやることになって、気合入っているので、気合十分で来てください」と、アピール。
【今後のスケジュール】
7月7日『アイドル横丁夏まつり!!~2013~』(江東区・新木場STUDIOCOAST)
7月27日、28日 東京アイドルフェスティバル
『テレパシー』は、フォーライフミュージックエンタテイメントのアイドルプロジェクトとして、2012年春から行われた「エアドルオーディション」で選ばれた12人の「F.A.R.M.」メンバーから誕生した第1弾ユニット。
自称、“宇宙初のエアギターアイドル”として2012年9月に結成された。その翌月の10 月に初のライブを「TOKYO INTERNATIONAL MUSIC MARKET」(通称TIMM)@ZEPPダイバシティー東京で行い、その後、2013年1月より、目黒の『鹿鳴館』で月一回の単独イベント「ピピピ会」を開催。4月20日には、池袋サンシャインシティー噴水広場前でのイベントも大成功に終え、6月1日には、アキバ☆ソフマップ1 号店でイベントを開くなど、人気急上昇中のアイドルグループだ。