『第25回東京国際映画祭』(TIFF25)が20日、東京・六本木ヒルズに隣接するけやき坂で開催を告げるオープニングセレモニーを行い、約6000人の観客が声援を送るなか440人がグリーンカーペットを彩った。
この日は早朝から報道陣が続々と集まりその数なんと640人に。熱い視線が注がれる中、カメラの前に登場したのは『終の選択』の出演する役所広司(56)と周防正行監督(55)、女優の草刈民代(47)夫妻。元バレリーナの草刈は胸元の大きく開いた黒のドレスでタキシード姿の役所と監督にエスコートされにこやかに緑の道を歩んだ。続いてアンバサダーを務める元AKB48の前田敦子(21)も黒のミニドレス。黒のハイヒールで大人っぽさ、飾り袖でフレッシュな華やかさをふりまいた。
全身黒にゴールドの模様が入ったゴージャスな衣装で登場したのは『旅の贈りもの 明日へ〜』に出演する山田優(28)。モデルらしく靴まで統一したコーディネートで観客から喝采を集めた。続いて、俳優の高良健吾(24)と一緒に現れたのは吉高由里子(24)。落ち着いた黒のワンショルダーのドレスでシックにまとめた吉高は『横道世之介』の出演者と楽しそうに語りながら会場の雰囲気を満喫。『グッモーエビアン!』に出演する麻生久美子(34)はノースリーブのトップスに長いフレアスカートを合わせ、こちらも全身黒で統一したスタイルで落ち着いた笑みを浮かべた。
石原さとみ(25)、阿部寛(48)出演の『ガラスの親指』は村上ショージの等身大パネルを持ちながら賑やかに登場。石原はセクシーな魅力たっぷりのピンクのチューブトップのオールイン姿。歩くたびに体のラインに合わせて揺れるドレスにカメラマンからも歓声が漏れた。報道陣から「くるっと回って」と後ろ姿もリクエストされると一回転しながら大きく開いた背中も披露。阿部や共演者から「おお〜!」とはやし立てられると「恥ずかしい!」と顔を赤らめながら、美しい背中で人々と虜にしていた。
『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』に主演する柴咲コウ(31)は鮮やかな縞模様の着物姿。髪飾りには折り鶴という個性的スタイルで見るものを惹きつけた。上品な淡いピンクで全身を統一、ノースリーブのシンプルなドレスで現れたのは井上真央(25)。『綱引いちゃった!』で共演する玉山鉄二(32)らと一緒に観客の声援に応えた。
そして最後のトリを飾るのは先月、EXILEのリーダーHIROと結婚した新婚ほやほやの上戸彩(27)。上戸は黒のベロア素材のドレスの胸元をレースで飾り登場。オフィシャルナビゲーターを務める映画『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』の監督、そしてシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーたちと共にけやき坂を進み、グリーンカーペットを沸かせた。