安倍晋三内閣総理大臣(58)夫人の安倍昭恵さん(51)が10日、都内で行われたフランス人シェフのピエール・ガニェール氏(63)の『美食王国やまぐち親善大使』就任発表会にスペシャルゲストとして出席した。
昨年11月9日にバーチャル会社『(株)おいでませ山口県』を設立し、漫画の主人公でカリスマ経営者の島耕作を社長に迎え、観光の活性化に取り組んでいる山口県。ふぐ、あんこう、なす、和牛など全国有数の食の魅力に溢れている山口県を国内外に広めるため、山本繁太郎山口県知事がVTR出演し、『美食王国やまぐち』の建国を高らかに宣言した。
“厨房のピカソ”と呼ばれている三つ星シェフのガニェール氏は、山口の美食に惹かれ、この度『美食やまぐち親善大使』に就任。1984年の初来日以来、何度も日本に来ているガニェール氏は、「私が理解したことは、料理というものは魂を込めて育てたものを作り上げていくという日本的な考え方です。山口県には素晴らしい海の幸や土の上で作られた素晴らしい食材があります」と、同親善大使就任を喜んだ。
そして、山口県出身の安倍首相の夫人である昭恵さんも登壇し、ガニェール氏を祝福。昨日まで下関の安岡で田植えをしていたという昭恵首相夫人は、「2年前から自分で無農薬、化学肥料の米を作っています。今年は品種を変えて、朝日という米を作ることにしました」と、食についてのこだわりを語った。
さらに「美味しいお米を皆さんにも食べていただきたいと思って、昨年(東京)神田に『UZU』というお店を開きました。マスコミの皆さんから批判をいただきまして(笑)、おかげさまで宣伝していただいて、多くの方に食事を楽しんでいただいています」と、報道陣にチクリ！
気を取り直して、昭恵首相夫人は、「山口県はふぐで有名ですし、あんこうの水揚げも日本一。ウニやイカやタコなどいろんな海の幸に恵まれていて、たくさんの食材が豊富にあるところ。私も下関に帰ると、いつも食事を楽しみにしています」と、安倍首相の地元をアピールし、「この豊富な食材を世界的なシェフのガニェール氏にどのように調理していただけるのか、楽しみなところです。この間、オランド大統領と一緒に食事をさせていただたんですけど、フランスと日本は通じ合える友好国なんだなと感じました」と、日仏の友好関係を実感していた。
また、この日51歳の誕生日を迎えた昭恵首相夫人に花束が贈られるというサプライズ演出も。ガニェール氏もナッツ、キャラメル、チョコレートなどで出来たサプライズメニューをプレゼントし、昭恵首相夫人の誕生日を祝福した。
昭恵首相夫人は、「サプライズでプレゼントをいただいて、嬉しく思います。主人といただきたいと思います」と、照れ笑い。「きょうは主人は仕事で帰りも遅いので、友人たちにお祝いしてもらいます」と、この後の過ごし方についてコメントした。
発表会には山口県出身のプロデューサー・飯山雅英氏、仏大使館のベルトラン・フォール文化参事官、異文化コミュニケーターのマリ・クリスティーヌ氏も出席。ガニェール氏、クリスティーヌ氏、飯山氏が、山口の美食の魅力について語るトークショーも行われた。
左からクリスティーン氏、昭恵首相夫人、ガニェール氏、フォール参事官、飯山氏
