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尾崎豊さん遺書2通初の全文公開!19年後のI LOVE YOU

 1992年に26歳の若さでこの世を去った歌手・尾崎豊さんが残したとされる「遺書」2通が、10日発売の『文藝春秋』(文藝春秋)12月号で全文公開されている。

 「遺書」はジャーナリスト・加賀孝英氏が94年に入手したもの。これまでにも一部は公開されていたが、全文の公開がいままでされなかった経緯については、尾崎さんの妻が、「長男の尾崎裕哉が物心つくまで公表しないでほしい」と要請していたといい、その息子が昨年CMでデビューしたことや、尾崎さんが倒れていたことから「尾崎ハウス」としてファンが集まった東京都内の民家が今年10月に取り壊されたことで、公開を決めたという。

 1通目は92年4月25日に、死亡する直前に持っていたカバンの中に入っていたものといい、ルーズリーフの紙に両親と妻に宛て、「先立つ不幸をお許し下さい。先日からずっと死にたいと思っていました」と、書き出し、「さようなら 私は夢見ます」と、筆を置いているもの。

 もう1通は、死去から1ヵ月後に自宅で見つかったといい、妻子に宛て楊枝の先に自分の血をつけ便箋にしたためたもので、妻には「私はただあなたを愛する名の神でありつづける」。長男には、「皆の言うことをよく聞いて共に幸せになって下さい」と、書き残していたという。

 ほか、同誌では尾崎さんの過去の経歴や、妻との結婚秘話などが掲載されている。

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