『第63回 NHK紅白歌合戦』のリハーサルが29日、東京・渋谷NHKホールで行われ、紅組出場の演歌歌手・伍代夏子（51）が登場した。
今年は『海峡の宿』をリリースした他、夫の杉良太郎(68)とともに東日本大震災の復興活動に尽力し、肝炎対策普及啓発事業『知って肝炎プロジェクト』の肝炎対策特別大使にも任命されるなど、精力的に活動した。
19回目の出場となる伍代が歌うのは、19年前の紅白でも披露した『恋ざんげ』。今回の衣装は、「濃い青の着物です。紅白出た時のためにと、呉服屋さんでつばをつけていたんです」と、喜びのものに。
演出ではお笑いタレント・スギちゃん（39）が応援に駆けつけるが、「初対面なので楽しみです。楽しそうな方で、気になってた。記念撮影しようかな」と、楽しみにしているよう。そんなさなか、夫の杉良太郎（68）も”スギ様”との愛称で知られているが、「自分の公演でも、歌い終わったときに、お客さんに、スギちゃんによろしくねと、わざと言われるようになったんです。だから親近感もあります」と、エピソードも。ただし、ワイルドさについては、「スギ様の方が絶対ワイルドだと思う。スケールが違うと思います」と、譲ることはなく、報道陣を笑わせた。
今年1年を振り返り、東日本大震災のことを挙げ、「毎年がいい年だけど、社会的、世間で見ると、ボランティアに行かなきゃいけないところがあるということは、あまりいいことではない。つらい思いをしている人がいるということ。憤りを感じて、イライラする1年でもあった」と、心境を吐露しつつ、「どんどん良くなっている気もするので、頑張って支援を続けていきたい。笑えるときがきたらいいですねという気持ちが強い」と、語った。
また、AKB48がバックダンサーとして踊ってくれるということにも、「しんみりした曲なので、どういうふうに踊ってくれるのか気になる」と言いつつ、「スギちゃんは踊りませんよ」と、お茶目に笑っていた。
