俳優のムロツヨシ（37）と内田けんじ監督が26日、都内の代官山 蔦屋書店で『鍵泥棒のメソッド』Blu-ray／DVD発売記念トークショーを行った。
堺雅人、香川照之、広末涼子という3人が出演し、日本アカデミー賞など数々の賞を受賞した大人の悲喜劇がBlu-ray＆DVDになった。それを記念し作品には写真だけ出演しているムロがなぜか登場。ふたりの愉快なトークショーがはじまった。
ムロは「僕、映画に出てないんですよ！」とのっけから苦笑。「来る前にツイッターをチェックしたんですけど、『でしゃばってんじゃねえ』というのがあって見なきゃよかった」と嘆き節。Blu-rayとDVDには内田監督とムロによるオーディオコメンタリー（音声解説）が収録されているが、ムロは「（製作中に）監督から写真を送ってと言われて、送ったら『一枚使わせていただきました』と。その写真が映画に登場する」と説明し、「でもスタッフロールにはすごく立派に名前が乗ってた」と苦笑しきりだった。
内田監督の『アフタースクール』に出演しているムロは「（『アフタースクール』では）大泉洋さんに『これムロいる？』とキレられたし、常盤貴子さんからも『なんなのあの子は？』と言われました」とでしゃばりを反省するそぶりを見せた。堺雅人が同作に出演後に映画『大奥』で共演した菅野美穂と結婚したことに内田監督は「堺さんはこの撮影のあとに『大奥』で（菅野と）いい感じになった。この時は『全然だった』と（後日）言ってましたから」と語った。
ムロの演出する舞台に脚本を提供するなど公私ともに交友のある内田監督だが「試写会で広末涼子さんと喋っていたら、ムロツヨシがウロウロしてた。紹介して欲しそうな顔をしていたのでシカトしました」と笑いを誘いながら「これから20年、30年経ったら森繁みいたいになっていく役者」とからかいながら賞賛。ムロも「いつか一人芝居を内田さんとやってみたい」と期待を寄せていた。
また、内田監督は新婚の堺雅人に「おめでたいな。連絡は取っているので、メールでおめでとうと送りました」と祝福した。
