現役東大生のアイドル・桜雪(20)が18日、都内・文京区の東京大学本郷キャンパス安田講堂前ステージで、自身が所属するアイドルユニット『街角景気☆JAPAN↑』、『スチームガールズ』としてライブを行った。
日本の最高学府・東京大学の分科三類2年生である桜。まだ駒場キャンパスを学び舎としており、本郷キャンパスに通うのは来年からだが、ホームタウンのイベントに出演を果たした。
本郷キャンパスは、毎年恒例の学園祭『五月祭』が開催され、至る所に出店があり、にぎやかムード。安田講堂前ステージは、スチーマー(スチガのファン)と東大生が入り混じった不思議な雰囲気だ。
桜がガスマスクを装着したスチガの衣装で登場すると、場内は大歓声! 桜は「アイドルってかわいいものだけど、顔を隠すガスマスクアイドルユニットをやっています。いろいろ言っても伝わらないと思うので、この後ライブを観て理解していただければ」と、スチガのことをアピールした。
自身がリーダーを務める『街角景気☆JAPAN↑』についても、「まだ結成して1ヶ月ちょっとなんですけど、世界中のメディアから注目されています。日本の平均株価によって、スカートの丈が変わるんです」と紹介し、初めて観るであろう人たちのために、バブルMIX…経済用語を入れた掛け声を指導。
ライブは、まず『街角景気☆JAPAN↑』として出演し、その後にスチガとしても出番を控えているため、黒のパンツスタイルのまま「アベノ☆MIX」をパフォーマンスした。
また、ここでスチガのあるメンバーが、安倍晋三首相のかぶりもので、ステージに飛び入り! 誰がかぶりものをしていたか気になる人は、スチガのライブ写真とこの人の衣装を照らし合わせて、答えを出してもらいたい。
休む間もなく、桜はこの後、スチガとして「HIGH and LOW」と「Destiny」を披露。スチーマーが秋葉原の常設劇場P.A.R.M.Sでいつも見せているような盛り上がりを見せると、アイドルとしての桜を初めて観る東大生たちもそれに乗せられ、場内がフルボルテージに。桜のソロパートになると、「雪ちゃーん!」と、より一層大きな声援が送られた。
最後の挨拶で、桜は「私たちのライブをもう一回観たいと思った方は、ぜひぜひ秋葉原のP.A.R.M.Sに来てください!」と、常設劇場への来場を呼びかけ。
終演後、桜は「普段自分の周りにいる人たちに、別の世界でやっている姿を見せるのは緊張していたけど、予想以上にみんなが駆けつけてくれたので、いつも通りできたかな」と感想を。だが、「ファンの方と自分の知り合いが並んでいるのは、凄い不思議な光景だった。クラスの子たちと、ファンの人が一緒に『雪ちゃーん!』って言ってるのがおかしかったです(笑)」と、やはり違和感は感じていたようだ。
予定されていたトークショーは見送られてしまったが、「東大生とアイドルをどういうふうに両立しているかを話そうかなと思っていたけど、それはまた別の機会にとっておきます」と、前向きにコメント。そして、「もっと時間があればやりたいこともあったし、まだ出し切っていない。これをきっかけにP.A.R.M.Sに来てほしい。まだまだ見せたいことがあるので」と、改めて常設劇場への来場メッセージを送った。