演出家・蜷川幸雄氏(77)が16日、さいたま市で舞台『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』の会見に出席した。
『鴉よ…』は、平均年齢74歳の演劇集団によって19日まで、さいたま芸術劇場で上演され、30日にパリ公演が行われる。蜷川氏は「集団演技が見どころ」とアピールした。
17日付の日刊スポーツが報じており、蜷川氏は『おのれナポレオン』に代役出演した女優・宮沢りえ(40)についてコメント。
蜷川氏が演出を手掛ける舞台『盲導犬』制作発表会見前日の今月8日、心筋梗塞で入院した天海祐希の代役を宮沢が引き受けた経緯があり、当日を振り返った蜷川氏は「電話で『おとこ気よ』って言ってました。2人の作家(野田秀樹、三谷幸喜氏)に攻められたらやらざるをえないよね」と笑っていたという。
3日間4公演を無事終えた後は、「終わりました。これからは『盲導犬』に切り替えますね」と、報告の電話をもらったという。その上で、蜷川氏は「りえちゃん、偉いですね。すごいと思う」と、たたえている。