アイドルグループ『AKB48』の“りっちゃん”こと川栄李奈(18、チームA)が8日、都内でおこなわれた映画『シー・トレマーズ』(監督・脚本・プロデューサー:ブライアン・ユズナ/配給:コムストック・グループ)の試写会イベントに動物研究家で“ポストムツゴロウ”のパンク町田(44)とともに登場した。
映画にちなみ、「海辺に棲む危険な生物に対して、正しい知識を持とう」というアカデミックな特別授業に、4月に放送されたバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の番組内で行った学力テストで最下位となり、成績下位の7人により結成された新ユニット『BKA48』の“センターバカ”を務めることとなった川栄が生徒役で出席。
講師役のパンク町田氏が、海に生息する生物の写真をフリップに出し、これは「何だかわかりますか?」と質問。正式名称は、イリエワニ、アザラシ、イモガイであったが、「ワニ、アザラシ、貝」と、ほぼ正解。最後の化石となったウミサソリだけは、「石、化石、エビ」と、珍解答を連発したが、これは現在、「いないことになっている」(パンク町田)ので許容範囲。これらの生物が、どのようにヤバくて、出会ったらどう対処すればいいか講義された。
海で怖い目に合ったことを問われると、「クラゲですね」と言い、誰もが、あぁ、刺されまくったんだろうなと思いきや、「刺されたこと?ないんです」と、天然な答えに、観客も報道陣も大笑い。
映画を一足先に見た感想は、「海の巨大生物のお話です。巨大生物がドーンみたいな。ガッてなったらガッてなりました」と、擬音まみれで迫力を伝える。さらに、「アメリカでは3Dなんですけど、日本では2Dなんです。2Dで観ても迫力あって、ビックリするぐらいの生物が出てくるのでショックを受けないように」と、とにかくすごい映画なことはわかる。
司会者から、「この映画のように、ホラー映画のオファーが来たら?」と問われると、「すごく好きなので、出演したいです。ホラー役やってみたいです。特殊メイクとか興味あります。小さい時からお父さんが好きでずっと観ているので」という。
そんな怖いものが平気な川栄に、パンク町田が、カーペットパイソン(体長1メートルのニシキヘビ)を袋から取り出し、川栄に近づける。これには、さすがに、後ずさり。
首に巻かれながらのフォトセッションでは、ヘビの首が顔に近づくと、手でよけたりしているが、意外と平気なリアクション。「初めて首に巻いたんですけど、想像しているよりかは、ヘビっぽかったです」と、“?”な回答。その意味は、「ウロコを想像していたんですけど、ヘビは滑らかですね。良かったと思います」と、意外とあっけらかんと語った。
最下位のショックについて、「ダメージが大きすぎて、ショック過ぎ。地上テレビでバカがバレてしまった。『AKB48』のチームAでは、みんなから「『バカだ』って指を指されます」と言うが、それよりも、さらにショックな出来事として、「高橋みなみさんはバカなんですけど、私の次に頭が悪かったんですけど、1位と2位の差がないのに、私のことを『バカバカ』といってくるんです」と、こっちのほうがショックがデカイ様子。
そんな一方で、“おバカ”効果もあって、初めて単独でのイベント出席となった川栄は、「緊張しますね。トム・クルーズさん(のイベント)もやっている中、わざわざ来てくださって。最初は一人ぐらいかなぁと思っていたので、和みました」と、大感激。一言で表すと、「まさに嘘だろう~が!」だそうだ。
自己採点は、「すごくいろいろ海のことも知れたので、満足度は90%です」という。残りの10%は何がマイナスなのか聞くと、「海の生き物なので10%減です。襲われて100%。実際に見たことないので、10%減かな」と、やはり最後は、わかったようなわからないようなコメントで締めた。
同映画は、5月11日よりシネマサンシャイン池袋、109シネマズMM横浜ほか、全国ロードショー