お笑いタレントの東野幸治(45)が4日、都内・福家書店新宿サブナード店で“東野コージ”名義の初エッセイ本『この間。』(ワニブックス)発売記念サイン&握手会を行った。
健康志向、品行方正な芸人を批判し続けた東野がある日突然禁煙をし、ジムに通い、ゴルフも始めて、自身のIT化に着手。この計画から始まったブログには、芸人の悲哀や後輩芸人たちの衝撃の真実がつづられ、ブログを書き続けて目標の1年間を達成し、ついに書籍化された。
東野はダークスーツでビシッと決めて登場し、「2012年のほぼ1年間、ブログを更新しまして、一冊にまとめたのが一番わかりやすいと思いました。元『Bコース』のナベとか何人かで中国語を習っていて、いろんな日常のことを書いてたりしたら、本出そうかなということになった」と、初エッセイ本出版の経緯を語る。
タイトルの由来については、「ブログもこのタイトルなんですけど、昨日あったことや一週間前やひと月前のこととか『この間』と言えるので」と説明し、「番組関係者とか芸人さんとかにも見ていただいていて、『俺載ってるかも』と思って買われる方もいるかと思うんですけど、もしかしたら載ってないケースもあるので。本屋さんでよく吟味してから買ってください。なんか落選したみたいで心苦しい感じがするんですけど、僕から連絡いった人は載ってますので！」と、周囲の芸人や関係者に呼びかけた。
今回は東野コージというペンネームだが、「『アメトーーク！』で品川(祐)君と共演したとき、『兄さん、本出して売れたきゃ片仮名にしたほうがいいですよ』と言われたので、そのアドバイスをちゃんと守って“東野コージ”にしました」と、後輩芸人のアドバイスをしっかりと実践したことを話すと、周囲からクスクスと笑い声が。
品川は、作家や映画監督として活動するときは品川ヒロシ名義で数々のヒット作品を生み出しているが、東野が「売れなかったら品川君のせい。品川君は5月現在、レギュラー0本です！」と毒づき、報道陣も爆笑！
報道陣が「もし売れた場合は…」と印税の使い道を聞こうとすると、東野は「そんなに考えてないですよ。思い出作りで出しただけなので、万が一売れたら皆さんにご馳走してお返ししたい」と、太っ腹な返答を。続けて、「皆さんどんだけお金に汚いんですか？ 本が売れてどうしようああしようと考えているのは、ビッグダディ夫妻だけですから。ヌードはありません」と、『痛快！ビッグダディ』(テレビ朝日系)の“ビッグダディ”こと林下清志氏の元妻・美奈子さんがヌード写真集を発売することを引き合いに出し、報道陣を笑わせた。
同書の特性ついて、「芸人になりたいという子供の親の気持ちで読むと、芸人にはさせないと思います。1個の項目が短いので、トイレに置くには一番いいと思う。464ページありますけど」とアピールし、「『ピース』綾部(祐二)の『熟女論』(主婦と生活社)の薄さにはびっくりした。大久保(佳代子)さんに『自分の魅力に気づいてください』ってわけわからんコメントしてましたけど」と、なぜか後輩芸人の著書へダメ出し。
「奥さんは読みましたか？」と、01年に離婚したが、12年に再婚した妻について聞かれた東野は、「自分のところだけ読みました。とくにコメントはなかったので問題ないでしょう。『好き勝手に嘘ばっかり書いて！』とかもなく」と、夫婦間で波風が立たなかったことを明かし、300人のファンとのサイン&握手会に応じた。
1470円(税込)で発売中！
