人気アイドルグループ『SKE48』が25日、東京・日本武道館で『AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~』を開き1万1000人の観客が詰めかけた。
名古屋、大阪、博多、そして秋葉原と全国に4つあるAKB48グループによる“対抗戦”で25~28日まで4日間開催。初日は、昨年の紅白歌合戦に単独出演するなど破竹の勢いを見せるSKE48が登場。同グループ初となる武道館単独公演となった。
同所をフルに利用した360度全開放のステージ。公演前には中央にドーム状になった布が張られている様子が見られ、これから何かを始まる予感をいっぱいに感じさせる。“かのん”木本花音(15、チームKⅡ)による影ナレで場内の空気を温めると、桜が投影された布が取り払われ、中からメンバーが飛び出してきて『仲間の歌』を歌唱!メンバーが、円形ステージを手を振りながら駆けまわって見せた。
最初のMCでは、毎回、『SKE48』恒例の“じゅりな”松井珠理奈(16、チームS)によるダジャレも。意気込みを尋ねられると、「ぶどう、かんで行こう!」と、宣言。続けて「公演中の水分補給はぶどうでお願いします」と、苦笑い。
さらに、最近何かと話題に上がりついに“終身名誉研究生”という肩書きまで手に入れた“かおたん”松村香織(23)へ、先日発表されたソロデビュー曲のことをメンバーが尋ねると、「発売日はナイショ」と、意味深な笑みを見せる。本公演へは「研究生で伝説作ってやります!」と意気込み「武道館は一生に一度だと思うんです。本当に正規メンバーに負けないくらいの勢いで行きたいと思います」と、勢いを見せていた。
公演は1曲目『仲間の歌』以降はMCを挟まず31曲連続披露!コンサート最大のLEDが使用された床や、火の演出あり、4箇所に設置された2階席にも届くせり上がるステージなどの趣向をこらしたものと楽曲でファンを魅了。さらに、13日の名古屋ガイシホール公演でのSKE48組閣後チームごとの楽曲パフォーマンスなども3曲ずつ披露されるなどファンには見どころ満載なステージとなった。
31曲を『オキドキ』までぶっ続けで約1時間30分にわたり披露し、AKB48グループでも最長となったことに、じゅりなは「みなさん私達の本気伝わりましたか?」と、ファンをあおりつつ、「私達がステージに立ってるのは応援してくださっているみなさんとか仲間がいるからこそで、あらためて実感しますよね」と、お礼を。
“にしし”中西優香(24、チームS)も、「メンバーよりスタッフさんよりすごかった人がいるじゃないですか?みなさんですよ!」と、コメントを寄せ盛り上げた。
“れな”松井玲奈(21)は「きょうはチームEとして、もうね、なんて言うんだろう。すごいジャンプした。梅ちゃん(梅本まどか)と私のオーバー20コンビの『みつばちガール』で、ミツバチの衣装を着て、私達カワイイですよねといいました」と、印象に残った部分を。
すると、中西も「もっと壁を取っ払って、じゅりなのダジャレつまんないですよって言えるようになろう」と、からかうと、当の珠理奈は、はにかみながらブンブンと首や手を振る姿を見せていた。
アンコール後のMCでは、“あんにゃ”石田安奈(16、チームS)が、「東西南北が覚えれたのが本当に嬉しかったです。公演のために覚えました」と、天然っぽい発言で沸かせたり、“ゆかぴ”山下ゆかり(17、チームKⅡ)が組閣について、「いままでお話したことがない先輩方とお話しする機会が増えて、このコンサートを通じてSKE48自体の絆が深まりました」と、感想を語っていた。
■25日公演セットリスト
Overture
M1:仲間の歌
M2:SKE48
M3:バンザイVenus
M4:パレオはエメラルド
M5:強き者よ
M6:青空片想い
M7:ごめんね、SUMMER
M8:ウィンブルドンに連れて行って
M9:眼差しサヨナラ
M10:Darkness
M11:雨のピアニスト
M12:フィンランド・ミラクル
M13:狼とプライド
M14:思い出以上
M15:クロス
M16:嘘つきなダチョウ
M17:みつばちガール
M18:孤独なバレリーナ
M19:Innocence
M20:恋を語る詩人になれなくて
M21:制服の芽
M22:兆し
M23:ウイニングボール
M24:ワッショイE!
M25:逆上がり
M26:チャイムはLOVE SONG
M27:片想いFinally
M28:キスだって左利き
M29:アイシテラブル!
M30:チョコの奴隷
M31:1!2!3!4! ヨロシク!
M32:オキドキ
M33:今日までのこと、これからのこと
以下、アンコール
M34:初恋の踏切
M35:ピノキオ軍
M36:掌が語ること
M37:手をつなぎながら