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テレビの地震報道を見てて思うこと!空から物資を孤立避難所に落とせないのか…

 先ほどのコラムでサンドウィッチマンの発言が、テレビ局の報道姿勢を変えたと、伝えたが、「津波の凄い映像」を繰り返し流すよりも、「避難所の一人一人の顔を映して安否情報を伝えて」というのは、説得力があり、誰もが「そうだ」と、思った。だから、テレビ局もそういうコーナーを設けだした。

 ただ先ほども触れたが、福島原発の状況と計画停電という国民生活に影響を与える大問題が、同時並行的に起こっているので、なかなか大変という状況もよくわかる。

 もうひとつ気になっているのが、孤立した地域の上空を飛び、そこに避難している人たちが、学校の校庭などに「SOS 水と食料がありません」という映像だ。

 校庭ならば、ヘリコプターで降りられるだろうと思ってしまう。何年か前の大災害の時に、航空機や大型ヘリが降りられない地域には、空から、支援物資を投下している映像をみたことがある。なぜ、これが日本でできないのかと、イライラして見ていたら、米軍の大型ヘリが何の予告も無く、どこかの学校の校庭に突然着陸し、救援物資を運んできたという映像を流していた局があった。

 その時点で、4日目ぐらいだったと思う。あのいくつか映った孤立して「SOS」と校庭に書いていた避難所には、救援物資は届いたのだろうか。地震発生から、もうすぐ1週間。飲まず食わずだったら、せっかく大災害から生き延びたのに、避難所で餓死・凍死という状況にもなりかねない。

 人とガソリンがないのであれば、米軍や自衛隊に頼んで支援物資を降下させればいいではないか。また、報道機関のヘリコプターだって飛んでいる。大がかりでなければ、持って行ってもらうことだって可能だと思う。なぜ、そんなことができないのか。

 また、報道陣は、道なき道を行き、孤立した避難所や神社、民家など、指定避難所以外に緊急避難している場所を取材しているが、その情報は、ちゃんとしかるべきところに報告はいっているのだろうか。

 あれだけの大災害。町ひとつが津波によって丸々なくなるような状況なのだから、地元の行政だけでは手が回らない分、なんとか、みなさんが、情報を共有し、有効に効率よく使って、1人でも多くの人を救ってほしいと願うばかりです。

 文末ながら、同じマスコミに籍を置く身として、現場に行けず、テレビで見ているだけの感想でスイマセン…。

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