メタルアイドルユニット『アリス十番』、新ユニット『街角景気☆JAPAN↑』としても活動中の森カノン(23)が9日、都内でひき逃げの被害に遭ったが、同日秋葉原P.A.R.M.Sに松葉杖姿でファンの前に登場した。
この日の午後、カノンがひき逃げされたことが一部で報じられ、本人は午後4時過ぎに自身のツイッターで「みなさん、ご心配お掛けしてすみません。森カノンは元気モリモリです。私から元気を取ったら何も残らないんじゃないかってくらいに元気120％なので心配しないでね(:_;)！私は大丈夫」と、気丈にツイート。
1部公演終了後の物販の時間にカノンは松葉杖姿で登場し、事故を知って駆けつけたファンに対して、笑顔で握手したり、チェキ撮影に応じたりと、いつものように振る舞った。
物販終了後、『アリス十番』や『スチームガールズ』、『OZ』、『ぱー研！』メンバーとともにステージに上がったカノンは、「交通事故に遭って、ひき逃げされてしまったという面白いことが起こっちゃったんですけど…」と挨拶。すると、ファンが一斉に「いやいや、面白くないでしょ」と突っ込みを入れる。
カノンはツイートと同じように「見ての通り、とても元気モリモリなので、全然心配しないでください」と呼び掛け、「私のことをひき逃げしてしまった方の心のほうが心配だと思いました。ライブには出ないけど、物販や握手会には参加するので、これからもよろしくお願いします」と、なんと自分をひき逃げした運転手を心配するコメントも。退場する際、ファンから「カノンお大事に！」と温かい声援が送られた。
事故に遭ったときの状況について聞いてみると、9日正午ぐらいに東京都世田谷区の狭い十字路で、カノンはシルバーの乗用車から腰の左側をはねられ、アスファルトに仰向けに倒れた際、腰を強打。乗用車は止まる素振りも見せず、そのまま過ぎ去っていったという。
一部報道では仕事に向かう途中とされていたが、風邪の診療のため、病院に向かう途中だったといい、「あまりに痛くて、泣いてしまいました。そしたら40歳ぐらいの主婦のおばさんが、スーパーの袋を提げたまま『どうしたの？ 警察と救急車呼ばなきゃ』と言ってくれて。そこから警察でもろもろ事情を話して、本当は風邪で内科に行く予定だったのに、ケガで病院に行きました」と、事故の詳細について語った。
その後、事務所の社長に連絡をしたのは午後2時前だったとのことで、カノンは「人生で初めての交通事故です。いままで足のじん帯を断裂したり、手首の骨にヒビが入ったり、ケガはよくあるけど、一番痛いです。正確なケガの名称は教えてもらってないけど、打撲になるのかな。いま骨盤の骨が出てきてます」と、痛々しいケガの状況を報告。3～4週間は安静が必要と医師に診断されたが、「明日も朝イチで診てもらいます。また別の病院で診てもらうことも考えてます」とした。
『街角景気☆JAPAN↑』として、7日にデビューマーケット(ライブ)を行ったばかりだが、「最近株価がはね上がっているけど、私もはねられちゃったみたいな(笑)」と自虐的に苦笑い。それでも、「『街角景気☆JAPAN↑』はライブメインではなく、メディア露出メインでやっていくので、ライブ以外の仕事を頑張っていきたい」と、どこまでも前向きだ。
カノンがMCを務めるラジオ番組『アリス十番のDEATHTROY☆NIGHT』(NACK5、月曜・深夜1時40分～)も4月からスタートしたばかりだが、「座ってやるので、救われたなと思いました」と、今後も問題なく続行することを宣言した。
