歌手でタレント・郷ひろみ（56）が26日、都内スタジオで映画『幸せの教室』（監督・脚本・主演：トム・ハンクス／配給：ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン）CMナレーション会見に登場した。
地元大型スーパーで勤勉に働き数回、表彰もされている中年のベテラン従業員ラリー・クラウン（ハンクス）は、大学卒ではないという理由から突如リストラにあってしまう。そこで、隣人の勧めから、再就職のためキャリアを積もうと大学に入学したラリー。教室にははさまざまな生徒と知りあうことになったが、その中には、無愛想で威圧的なメルセデス・テイノー先生（ジュリア・ロバーツ）も。ラリーは生活が充実していく中で、メルセデスのかわいらしい一面を見たことから心惹かれていくことになり…。ハンクスが15年ぶりにメガホンを取り、ロバーツとの共演にも注目が集まる同作にハンクスと同年代の郷がCMを務めることとなった。
パリッとしたジャケット姿で公開収録に臨んだ郷。15秒版の試し録りでも「自分で言うのも何だけど今の完璧」と、自画自賛でノリノリのまま収録を終えることに。
収録後はGWを前にして、今年の漢字一文字を求められると「もう！？はやっ！」と言いつつも、『幸』という文字をしたためることに。郷は先月30日に国鉄スワローズなどで活躍した元プロ野球選手の徳武定祐で氏（73）の娘で元タレントの徳武利奈さん（32）と再々婚したことを発表し以降初の公の場のため、そのことかと思いきや、「結婚と結び付けたいでしょうけど、運ばれてきたというより、結婚はつかみとったものなので、今回の仕事をいただけたことが幸せです」と、いたずらっ子のようにニッコリと笑う。
それでも、MCから、「結婚のきっかけは？」と尋ねられると、「友人の紹介で、それですね」と、気さくに返答。ファンへは、「結婚したといっても変わることはなく、自分のすることはわかっています。40年以上なんで。パフォーマーとして人の前に出るのが楽しみ。パフォーマンスするのが幸せです」と、ファンを一番に大切にする郷ならではのコメントが。
常に変化を求めているという郷だが、最近は「字がうまくないので漢字の書き順」にはまっているそうで、「書き順が良くなると、字のバランスがよくなる。人の書き方が気になってますね」と、漢字自慢も。
映画にかけ、幸せに思う瞬間については、ライブやトレーニングにも感じているそうで、「やっぱりこう次から次に幸せなことがおこる、突き詰めていくとやるべきことがあると見えていく楽しさがある。僕はポジティブに考えるからそういうこと」と、大変なことにも立ち向かっている様子。
ジュリア・ロバーツについて「やっぱりカワイイよなと思う」と評したり、トム・ハンクスについては、「俳優から叩き上げてきて、脚本とかできるのも当たり前なんだろうなと。同い年ぐらいということで、僕達の仕事は定年もなければ、自分自身でどんなふうに人生を決めていくかというのを決めていくものがある」と共感し、「僕自身も年齢に関係なく最高潮になっていくのは60代だと思う。3年くらいで60代に入るけど、ネガティブに考えなくて思い描いていた最高の人生を送るか、肩をドンと押してくれている感じがする」と、勇気のメッセージをもらったようだった。
「あしたの幸せにGO！」と、決め台詞でジャケットをピラッとまくった郷。去り際に、報道陣から、「お子さんは？」と質問され、「欲しいですよ。まだですけどね」と、答えさわやかに笑うと、そのまま、その場を後にした。
5月11日TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー！
