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銭形警部の声優・納谷悟朗さん死去…“ルパン三世”栗田貫一も哀悼

 アニメ『ルパン三世』の銭形警部や『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長などの声で知られる声優で俳優の納谷悟朗さんが5日午前3時、慢性呼吸不全のため、千葉市内の自宅で亡くなった。83歳だった。

 納谷さんは低音のダミ声で人気を集め、クラーク・ゲーブル、ジョン・ウェイン、チャールトン・ヘストンら外国映画の俳優の吹き替えも担当。所属劇団のテアトル・エコーによると、2008年4月の舞台『ルームサービス』の公演中に体調不良を訴え、俳優業を引退し、昨年5月28日収録の日曜洋画劇場『インセプション』(テレビ朝日系)の吹き替えが最後の仕事となった。

 12日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、『ルパン三世』のルパン役を故山田康雄さんから引き継いだタレント・栗田貫一(55)は、「声優の経験もない自分。たくさんのプレッシャーがある中、『お前でいいんだ』…と温かく包み込み、様々な雑音から優しく守って下さいました。そのお陰で今があります」と、納谷さんを偲んだ。

 葬儀・告別式は近親者のみで済ませ、後日お別れの会を開く予定。

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