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サンド富澤たけし 東日本大震災2年へ思い…「まだまだ何も終わっていません」

サンド富澤たけし 東日本大震災2年へ思い…「まだまだ何も終わっていません」
震災2年への思いをつづったサンドウィッチマン富澤たけし

 お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の富澤たけし(38)が、東日本大震災から2年となる11日、同日付のオフィシャルブログを通じて思いを明かした。

 10日は震災の日に避難していた気仙沼の『ホテルパールシティ気仙沼』に泊まったという富澤は、「ロビーにあるソファーや自販機、トイレなど、見回すとあの日のことを思い出します。2年前、MAST帆布KESEN-NUMAさんで『無事かえる』がいいねぇ、ということで蛙の絵のキーケースの作成をお願いして、待ってる間に地震がおきてお店もキーケースも流され、受け取ることはできませんでした。お店を再開した宍戸さんと先程会うと、『2年もお待たせしてすみませんでした』と写真のキーケースを作っていてくれました。キーケースを渡せてないのがずっと気掛かりだったそうです。覚えていてくれて感激です」と、交流をつづる。

 「個人的にはあっという間に感じた2年間でした」という富澤は、「被災地では前を向いて歩き出している人もいれば、前を向けていない人もいます。地域や一人一人で状況が違います。震災後すぐは瓦礫や物資、住居いった目に見える問題がありましたが、今は人手不足、資材不足、移転や気持ちの面など、話を聞いてみないとわからない問題が増えているように思います。まだまだ何も終わっていません。風化や風評被害の問題もあります」と、現状の問題をコメント。

 さらに、「『何もできない』なんてことはありません。ボランティアだけじゃなく、観光に来たり、物を買ったりでも十分です。黙祷するだけでもいいと思います。そしていつどこで地震や津波の被害に合うかわかりません。家族や知り合いと防災のことを話したりするだけでも意識は違うと思います。これからも生かされた人間の役目として、できる事をやっていくつもりです」と、今後への指針を示している。

 また、震災直後に開設した口座『東北魂義援金』への募金などで総額約3億7000万円の義援金が集まったことを報告した富澤は、「感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございます」と、お礼を述べている。

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