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「東日本大震災二周年追悼式」に約1200人参列…御臨席の天皇陛下おことば全文

  • 2013年3月11日
  • 2022年10月26日
  • SOCIETY

 『東日本大震災二周年追悼式』が11日、東京・国立劇場で開かれた。

 戦後最悪の災害となった東日本大震災。8日現在の死者は1万5881人、行方不明者は2668人。『関連死』を含めた犠牲者は2万人以上にのぼる未曾有のものとなった。

 午後2時30分から行われた追悼式には、政府関係者、被災者ら約1200人が参列し、天皇・皇后両陛下も御臨席されるなかで開催。菅義偉内閣官房長官から、開式の辞が行われると、国歌斉唱がなされ、震災発生時刻の午後2時46分には1分間の黙祷が捧げられた。

 その後、安倍晋三内閣総理大臣より式辞が述べられた後、天皇陛下よりおことばが読み上げられた。

 ■天皇陛下よりおことば全文
 本日、東日本大震災から2周年を迎えるに当たり、ここに一同とともに、震災によりかけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、あらためて深く哀悼の意を表します。

 2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。震災後に訪れた被災地では、永年にわたって人々が築いてきたふるさとが痛々しく破壊されており、被災者の悲しみはいかばかりかと察せられました。

 一方、この厳しい状況の中、被災地で、また、それぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。

 この度の大震災に際して、厳しい環境の下、先進救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に当たった関係者の献身的な努力に対し、あらためて深くねぎらいたく思います。

 諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。物資や義援金が送られ、また、救援の人々も多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。また、駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの外国人が、被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。

 この度の津波災害において、私どもは災害にかんし、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切であるかを学びました。この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。

 今後とも施設面の充実とともに、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。

 危険な業務に携わる人々も、この度の経験をいかし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を重ねていくよう願っています。

 今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者1人びとりの上に1日も早く安らかな日々の戻ることを一同とともに願い、御霊への追悼の言葉といたします。

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