女優・吉瀬美智子（38）が23日、都内で映画『草原の椅子』（監督：成島出／配給：東映）に出席。第1子妊娠発表後初となる公の場で幸せそうな笑みを見せた。
芥川賞作家・宮本輝氏の同名小説が原作。50歳を迎え、人生の岐路に立った主人公の遠間憲太郎（佐藤浩市）はふとしたことで出会った2人の大人と1人の子どもとともに、世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタン・フンザを旅する物語。実際に現地で長期ロケを敢行したことで話題となっている作品でもある。
黒のロングドレス姿で登場した吉瀬は、MCから「おめでたいニュースがございまして、おめでとうございます！」と、祝福されると「本当にありがとうございます」と、拍手が沸き起こる。さらに、吉瀬は「私事ですけど、子供ができないという役柄だったんですが、パキスタンの撮影を終了し、流星に願いを込めたところ、授かることができました」と、はにかみつつ、「この映画を観るとみなさんにもきっと幸せが訪れると思います」と、絶妙のPRを見せることに。
撮影について、吉瀬は「砂漠に行ったことがなかったんで、砂漠に足を踏み入れた時って、どんな状態なのかなと思っていました」と、胸を弾ませていたそうだが、「普通に（砂丘を）駆け下りたらスーッと行くのかなと思ったんです。（佐藤）浩市さんとかは、ダンボールを持って、すべりたかったんじゃないでしょうか。でも、思いの外硬くて急斜面の途中で止まって悲しい感じでした」と、イメージとは違ったことを、本当に寂しげに話す。
さらに、西村雅彦（52）についても語り出した吉瀬は、「パキスタンにまでバランスボールを持って行ったり、ワサビに生姜を持っていらしたので、日本食には困らなかったですね。プライベートの面では頼もしいと思いました」と、パーソナルに迫る裏話を話し、笑いを誘った。
イベントにはそのほか、小池栄子、黒木華、中村靖日、貞光奏風、成島出監督が出席した。
映画『草原の椅子』は23日より全国ロードショー！
