お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の“しずちゃん”こと山崎静代(34)が20日、都内・六本木ヒルズアリーナで行われた映画『オズ はじまりの戦い』(監督:サム・ライミ/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)ジャパン・プレミアにタレント・あき竹城(65)とともに日本人ゲストとして出席した。
しずちゃん、あきともに帽子、全身黒を基調とした魔女スタイルでグリーンカーペットに登場。米俳優のジェームズ・フランコ(34)、英女優のレイチェル・ワイズ(41)、サム監督(53)とともに舞台挨拶を行い、しずちゃんは同映画について、「3Dで飛び出してきて物凄い迫力で、オズの不思議な世界の中に自分も入ってるような気がして楽しかった」と、感想を語った。
あきは「とにかく映像がキレイ! 素晴らしいです。夢の世界に入った感じ」と、映像美を称賛し、「それでまた、オズさんが素晴らしい。ハンサムだった」とウットリした表情でジェームズを見つめ、会場に集まった1000人のファンを笑わせる。舞台挨拶前には、仲宗根梨乃(33)らによるダンスパフォーマンスが披露され、しずちゃんは「私の指示通りダンサーたちが踊ってくれたので、よかったです」と、芸人らしくジョークを飛ばした。
その後の囲みでも、しずちゃんは「私、センスがあるんですかね。けっこう難しい踊りだったけど、パッとできました。15分足らずの練習で」と悪ノリしていたが、あきは「先生は小さいときから知っていて、きょう何年かぶりに会って、驚いた。『立派になられましたね』って挨拶しました」と、仲宗根との再会を喜んだ。
また、主演のジェームズを間近で見たしずちゃんは、「あれはいい男ね~。かっこよかった。もしパート2あるなら相手役をやってもいいかな。ちょっとやってほしそうな感じも見えましたけどね」と、笑いも入れつつ、惚れ惚れした表情。
これにあきも「そうなの! 私、隣で見てたもん。監督がジッと見たから、次回作もしかして…と思った。売り込まなくても、感じたものがあったんじゃないかしら」と、同調していた。
お互い似たような魔女スタイルだったが、「どっちかと言うと、私のほうがいいんじゃない? 私は緑の魔女だから、緑が(衣装に)入ってる。あなたは何の魔女なの?」(あき)、「ボクシングの魔女です。私のほうがいいですよ」(山崎)と、意地を張り合う場面も。
同映画のタイトルである『はじまりの戦い』にちなんで、報道陣から「またボクシングに挑戦されますが?」と質問されたしずちゃんは、「今度の相手はデビュー戦で戦った人なんです。そのとき負けちゃったんで、次はリベンジの戦いですね。負けられないです」と、4月2日、東京・後楽園ホールで行われるアマチュアボクシング、薛春秋(台湾)戦の必勝を誓うと、あきも「しずちゃんはいけるわよ! 根性があるから」と、エールを送った。
相方の“山ちゃん”こと山里亮太(35)が応援に駆けつけるのかも気になるところだが、しずちゃんは「まったく最近会ってないので、試合することも知らないんじゃないかな」と、素っ気なくコメント。さらに「山ちゃんはいままで来てくれても、私の試合が終わった後だったり、試合の前に帰っちゃったり、タイミングが悪い。いないほうがいい戦いができることが多い」と、相方に毒を吐いた。
だが、しずちゃんは、ジェームズに対しては「応援に来てほしいですね。待ってるよ」とラブコール。「試合の日を紙に書いて渡せばよかった」と悔やむしずちゃんに、あきは「そういうところがダメなのよ!」と、女性としての詰めの甘さにダメ出ししていた。
3月8日、3D・2D全国ロードショー。