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園子温監督 星野源起用は「安易なキャスティング」だった!撮影通して熱い友情に

園子温監督 星野源起用は「安易なキャスティング」だった!撮影通して熱い友情に
園子温監督が親友となった星野源のことを語った

 園子温監督(51)が28日、東京・新宿バルト9で最新作『地獄でなぜ悪い』(監督:園子温/配給:キングレコード、ティ・ジョイ)初日舞台あいさつに、俳優・國村隼(57)堤真一(49)、長谷川博己(36)、女優・二階堂ふみ(19)、友近(40)とともに登壇した。

 園監督最新作はエンターテイメントのヤクザ映画。ヤクザの組長・武藤(國村)が妻・しずえ(友近)の夢をかなえるためにヤクザ達とともに映画を作るといい出し、巻き込まれた一般人・公次(星野源)、少年時代から映画監督を夢見る平田(長谷川)、武藤の娘・ミツコ(二階堂)といった顔ぶれがそろうことに。そこに武藤と敵対するヤクザでミツコに異常な愛情を抱く池上(堤)まで巻き込み、事態はめちゃくちゃな方向へと進んでいくというもの。これまでに類のない映画だが、園監督の若いころの体験を下敷きに脚色したという作品だ。

 本作がトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門<観客賞>を受賞したことに、「この賞はハリウッドに一番近くて、エンタメ映画の最前線で競い合う賞で、僕が一番ほしかった賞なんです。ワールドワイドで観客賞を取れるということは、完全に勝負に勝ったなという感じで嬉しいですね。心から、僕よりもこの映画が喜んでいると思います」と、万感の思いを。

 会場では、現在療養中の星野源(32)から手紙が届き、「先日手術が成功し、退院することができましたが、みなさまにお会いするのはもう少しかかりそうなので、自宅で初日の大成功を祈るばかりです。この作品は大好きです。主題歌を歌うものとしてかかわれたことを誇りに思います。病の患部と同じところにとんでもない致命傷を負いますが、最後にこの現場に参加することができて幸せでした。本編主題歌とも楽しんでいただければ」と、メッセージが読み上げられることも。

 これに園監督は、「星野くんとは撮影後に友人として付き合うようになりまして、昨日の夜もメッセージでやりとりして、『あしたよろしくお願いします』とあって、彼が非常に元気そうに返してくれてホッとして初日を迎えています」と、胸の内を。

 その星野のキャスティングについては、エピソードがあるそうで、「僕がプロデューサーと飲んだ後に目の前が下北沢のビレッジバンガードだったんです。そこで、女性の店員さんが星野くんのポスターを貼ってて、彼女に『いいのこの人?』って聞いたら、いいですよと言われて、じゃあ、この役は星野源という人に決まりだとなって、本当に安易なキャスティングをしたんです」と明かしつつ、「けど、まさか、ここまで星野くんと熱い友情で結ばれると思わなかったんです。早く外に出てもらって、また、僕と一緒に組んで映画をやっていただけたらと心の底から思っています。とにかく回復おめでとうございます」と、次回以降の作品への出演もオファーする様子を見せていた。

 映画『地獄でなぜ悪い』は28日より新宿バルト9ほか全国ロードショー中!

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園子温監督
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