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【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談も

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
主演映画PRのため来日し、会見したイ・ビョンホン

 主演映画『王になった男』(監督:チュ・チャンミン/配給:CJ Entertainment Japan)の宣伝のため昨日、来日した韓流スターのイ・ビョンホン(42)が29日、都内で記者会見を行い、ヒットの要因を聞かれると「イ・ビョンホンが出演しているからではないかと思います」と、茶目っ気たっぷりにいうと、「冗談です」と日本語で言い、会場を和ませるなど、キラースマイルだけではなく、心遣いや時おりユーモアを交えたトーク術で、盛り上げた。

 ビョンホンは、28日午前11時過ぎに東京・羽田空港に到着。350人のペンたちの熱烈な出迎えを受けたが、この日は都内のホテルの一室に、立錐の余地がないほど、マスコミが集まった。会見場には、映画でビョンホンが実際に着用した、王だけに許された錦糸に龍がデザインされた赤い衣装が飾られている。

 黒いサングラスに黒のスーツ、ノータイで首元にマフラーを巻いたダンディーでオシャレな格好から、一転、グレーのスーツに黒いネクタイを着用し、柔和な笑みをたたえながら会見場に現れたビョンホンは、「来日するのも久しぶりで、映画の作品で記者のみなさまの前で、このような記者会見をするのは、とても久しぶりなんですが、非常に嬉しくて胸がときめいております」というと、キラースマイルを浮かべる。そして、真ん中、左、右と報道陣の方にゆっくりと顔を向ける気遣いを見せる。

 司会 今回の作品は、初めての時代劇で、暴君の王と心優しい影武者を演じるという“挑戦”という意味合いが強かったのでは?

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談

 ビョンホン 私にとっては時代劇も初めてで、王の役を演じるのも初めてでした。これまで、時代劇を避けていたわけでもなく、今回の作品が、時代劇だから挑戦しようというものではなかった。この作品の物語が素晴らしく、楽しい作品と思えたから出演を決めました。撮影中は、とても楽しく撮影ができましたし、新しい経験ができて、多くのことを学ぶことができました。

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
茶目っ気たっぷりに回答するイ・ビョンホン

 記者 今作品は、昨年9月に韓国で公開され1230万人を動員し、韓国映画歴代3位の大ヒットを記録。また、韓国のアカデミー賞といえる『大鐘賞』で、史上最多の15部門を制した。ヒットの要因と日本で見る観客にはどういうふうに観て欲しいですか?

 ビョンホンは、「イ・ビョンホンが出演しているからではないかと思います」と、茶目っ気たっぷりにいうと、「冗談です」と、日本語で言い、会場を和ませる。

 ビョンホン この作品は、歴史的事実を基盤しているものなんですけど、実際の王の日記を見ますと、映画で描かれている15日間が空白になっている。そこからヒントを得て、モチーフにして、『じゃ、その15日間にこういうことがおきたらどうだろうか』というフィクションを加味して作られました。史実が元になっているというところに、みなさん、まず感心を持ったと思います。さらに、当時の賤民であるハソンが、どん底の生活をしていて王様の真似をして成形を立てていた。王様については、どの国の人たちもうっ憤を感じていたり、不満や悲しみを持っていると思うんですが、それを代わりにこの映画の中で吐露してくれた。そして、それを正してくれたところもあり、観ていた観客は大満足を得られたのではないか。そういうところが痛快で楽しく観られたところではないかと思います。

 日本の方へは、もし自分が王様だったらどうだっただろうかということを考えながら見ると、楽しんで頂けると思います。そして、非常に痛快な気分を味わうことができると思います。もちろん、この作品は史実を元にしておりますが、そういったことを知らなくても、国の文化や習慣を知らなくても、気安く、楽しんで見られるものだと思います。その例としまして、先ほど、アメリカのL.A.でプレミア上映がありましたが、遠い国アメリカでも、また、イギリスなどでも楽しんで観てくださっている姿を見ましたので、なおさら、そんな思いを強くしました。

 記者 現場を引っ張っていく主演俳優という立場と王様を演じることの共通点は?

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
難しい質問には誠意を持ってまじめに応えるビョンホン

 ビョンホン 表面的には似ているところがあると思います。周りの視線を一身に集めるところ、それによって制限された生活をしなくてはいけないところ。権力を持っていても乱用してはいけない。自分が何か命令したら叶うけど、責任を伴って責任を取らないといけないところは似ている。ただ、違う部分は、王は民の声に耳を傾け、民が求めることをやっているけど、俳優は際し夜から最後までファンの好みだけに合わせてしまうと、自分のカラーを失ってしまうと思います。作品を選ぶ時も自分の意志で選択すべきだと思います。もちろん、(ファンの声に)耳を傾けるんですけど、傾けすぎると、自分のカラーを見失ったり、初心を失ってしまうところが違いだと思います。

 次に質問に立った記者が、韓国語で、「お兄さん会いたかったです」というと、ビョンホンは、笑いながら、「すいませんでした。気づかなかったです」と、ウェットな会話で切り返す。

 記者 初めての役をたくさんされたとおっしゃっていましたが、ハソンが王の真似をするときに、コミカルな演技、踊りを見せますよね。(私がビョンホンさんの作品を観た中では)コミカルな演技をされるのは初めてでした。踊りの練習をされたと思います。また、ボクもハソンやイ・ビョンホンさんのように、人を魅了する笑顔を鏡を見ながら練習しているんですがなかなかうまくいきません。どうしたらいいでしょうか。

 ビョンホン 今回、映画の中で韓国舞踊のパフオーマンスを見せるシーンがありました。ハソンというキャラクターは、滑稽で突拍子もなく、笑わせてくれる面白いキャラクター。みなさんもあまり(私のコミカルな面を)観ていないかもしれないですが、そういった姿は他の作品でもときどき見られるかと思います。

 パフォーマンスのシーンは撮影が本当に大変でした。最初は、とても簡単で、たいしたことないと思っていたが、全くそんなことはありませんでした。韓国舞踊は、基礎から学ばないといけなくて、歩き方ひとつにしても、長い時間練習してようやく歩き方が見についていく。あのシーンは、最初に撮影をするはずでしたが、まだまだ練習が足らず、最後に回しました。あのシーンを取って、今回の撮影が全て終了になった。

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
質問に対して、思わず吹き出すイ・ビョンホン

 舞踊の練習、演技の練習はしても表情の練習はしないと思うんです。俳優というのは、心の中にそういう感情を持っていないと表情として伝わらないからです。なので、いくら表情だけを練習してもダメだと思いますので、やめたほうがいいと思います。

 記者  脚本を呼んで、出演しようと決心したシーンは?

 ビョンホン どこかひとつのシーンだけで出演を決めたわけではなかった。全体の物語が私の心に響いたので出演を決めました。なぜ、この作品が気に入ったかというと、誰でも一度は、自分が王様だったらと想像をすると思う。そういう部分を骨太のメッセージで伝えてくれている。しかも、そういう部分を重くならず、笑える部分やコミカルに描いていたので、素晴らしい作品と思い、そこが私にとってアピールポイントとなりました。

 記者 俳優としての心構えについてと、自身の弱点はどこですか?

 ビョンホン 俳優という職業は、何かを練習したり、何かを勉強したりして出せるものではないと思います。なぜならば、俳優は、人生を語り、人生を自分の体を使って演技をして魅せるからです。本を読んだり、自分を磨いたりということだけで、俳優という仕事ができるという風には思っていません。後輩には、「分別を持ってはいけない」と言います。

 俳優だけではなくアーティストもしかりですが、奇抜なアイデアが必要で、創意工夫が必要で、時には突拍子もない考え方があると思うんですけど、いろんな創造の目を切ってしまうと思うからです。日本はどうかわかりませんが、親が一番子供に対していう言葉が、「もっと大人になれ、分別を持て」ですが、私は後輩には反対のことを言ってます。たとえ歳が50歳になろうと、いくつになろうと、少年の気持ちを持っていた方がいいと思います。そういう気持ちがあれば、いい考えも浮かびますし、いろんないいアイデアも浮かんで、それを表現することもできると思います。

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
会見中のイ・ビョンホン

 自分の弱みについては、たくさんありすぎるので、これだと言えない。この例で言うと、周りの人には忠告しつつ、自分では実践できないのが弱みでしょうか。

 同作品は、初の時代劇で、王と影武者の一人二役に挑む。実在した李氏朝鮮の第15代国王・光海の史実とフィクションを交え、歴史から消された15日間の秘密を描いた、絢爛豪華な宮廷歴史大作。

 1616年、朝鮮王朝15代国王・光海は、暗殺を恐れ、次第に暴君と化していく。ある日、病床についたことをきっかけに、王と瓜二つの顔立ちで、腐敗した権力の風刺劇を演じていた道化師ハソンが、王の影武者に仕立てあげられる。偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していくのだが・・・。

 同映画は、2月16日より新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国で公開される

 

【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
スーツ姿で登場したイ・ビョンホン
【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
キラースマイルで登場したビョンホン


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
劇中で着用した衣装と一緒
【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
質問に大笑いするビョンホン


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
うつむいて喉を潤すビョンホン
【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
イ・ビョンホン


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
イ・ビョンホン
【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
イ・ビョンホン


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
笑顔で手を振るビョンホン
【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
笑顔で退出するイ・ビョンホン


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談
錦糸に龍は王だけが着るのを許された衣装


【記者会見ノーカット】イ・ビョンホン、弱みを吐露!ヒットの要因「私が出演している」と冗談

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