人気アイドルグループ『AKB48』の2012年に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る？』(監督:高橋栄樹/配給:東宝映像事業部)の3都市同時舞台挨拶が7日、大阪・TOHOシネマズなんばで行われ、『AKB48』から“れいにゃん”藤江れいな(19、チームB)、“れなっち”加藤玲奈(15、チームB)、『NMB48』から“まーちゅん”小笠原茉由(18、チームN)、“りぽぽ”小谷里歩(18、チームNおよびAKB48チームA)、“けいっち”上西恵(17、チームN)、“アカリン”吉田朱里(16、チームN)が出席した。
2月1日に公開された同作の好調なスタートを記念し、名古屋、大阪、福岡の3都市で同時舞台挨拶を開催。2012年を追った同作にちなんで、登壇者に「昨年はどんな1年でしたか？」と質問があり、れなっちは「やっぱり私の中で一番大きかったことは、チーム4がなくなったこと。新しいチームBになって、いろんな先輩方と一緒に同じチームになることができて、これからも頑張ろうと思えた年でした」と、振り返る。
れいにゃんは、「AKB48的には前田敦子ちゃんの卒業が一番大きかったんじゃないかな」としながらも、「組閣が行われて、新しいチームの活動も始まったので、また違う色の『AKB48』を見ていただけたら嬉しいなと思います」と、しっかり前を見据えていた。
地元ということもあり、ファンの声援を浴びたまーちゅんは、「個人的に『R-1ぐらんぷり』に出場して、三回戦まで勝たせていただいて、アイドルなのか芸人なのかよくわからない活動で皆さんを困らせてしまった」と謝りつつ、「でもそこで自分の殻が破れたというか、もっと素を出して、『NMB48』としての活動も、いち芸人としての活動も、もっともっと楽しんでいこうと思えた1年でした」と、収穫はあったようだ。
りぽぽは「ホップステップジャンプというような感じで、すごくびっくりなことが多かった1年でした」、けいっちは「初めてのドラマに出演させてもらって、少しでも自分の夢である女優さんに近づけた」、アカリンは「高校生になり、中身も外見もちょっと大人っぽくなれたんじゃないかな」と、それぞれ2012年を回顧。
同作は涙がテーマとなっているが、昨年最も涙を流した出来事について、れなっちは、「チーム4がなくなってしまったときは、16人全員集まって泣いた」という喪失感を語り、れいにゃんは「元々はチームKだったんですが、千秋楽は10回ぐらい泣いたんじゃないかな」と、こちらもチームの解散を惜しんだ。
まーちゅんが、「2歳になる姪っ子に『マユ｣って呼ばれていたのが、なぜか『サボテン』と呼ばれるようになって、よくわからない涙がどんどん溢れ出しました」とおとぼけコメントをすると、りぽぽは「一つはテレビ収録でお化け屋敷に行かされた日と、二つ目は踊りをいっぱい覚えなあかんときに、お風呂で泣きました」と答え、他のメンバーから「ヘタレやな～」と突っ込まれる。
気を取り直して、けいっちは2月27日に発売される『NMB48』のファーストアルバム『てっぺんとったんで』について触れ、「その中に『12月31日』という曲が収録されていて、それは去年紅白に出れなかった悔しさを歌っている曲。PV撮影のときに、みんなが涙を流すシーンがあって、そのときはNMBの全員がたくさん泣いたと思います」と語った。
アカリンは、「ある日お家に帰ったら、パパとママからサプライズでワンちゃんがいてたんですよ！」と、念願叶い、愛犬を飼うことができた喜びをぶっちゃけ。
また、板野友美(21、チームK)が『AKB48』の卒業を発表したことについて聞かれたれなっちは、「突然知らされたので、何がなんだかわからなくて。板野さんは憧れだたので、悲しいことだったんですけど、楽屋は板野さんもみんなも泣いていましたね」と、しみじみコメント。
エースだった前田敦子(21)の卒業も間近で見てきたれいにゃんは、「やっぱりメンバーの卒業は凄く嫌だな…というか、寂しい気持ちが大きい」と、しんみりしたが、「卒業したことによって、次の『AKB48』のメンバーの道を作ってくれるというか、『AKB48』に入りたい人がいたら、今後こういうこともできるんだって思ってもらえるきっかけになるんじゃないか」と、希望を抱く。
最後に、登壇者が「モデルさんになる夢に近づいて、もう一つ女優さんになりたいという夢が、最近できた」(加藤)、「モデルの道もたくさん開けていけたら嬉しいし、いろんな映画やドラマに出たい。あと、『AKB48』でいえば、選抜復活を目標に頑張りたい」(藤江)、「『NMB48』として、NHK紅白歌合戦の単独出場を目指します」(小笠原)と、今後の目標を語ったところでお開きとなった。
