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原哲男さん肝臓がんで死去…「誰がカバやねん!」のギャグやオリバーソースCMで親しまれる

 吉本新喜劇俳優の原哲男(本名・柳原哲也)さんが11日に肝臓がんのため死去していたことが、分かった。78歳だった。

 原さんは熊本県出身。大阪に出て、ストリップ劇場のコメディアンを経て1962年に吉本興業へ入社。新喜劇で活躍すると69年に座長に就任した。また、64年ごろから出演したコメディ番組『てなもんや三度笠』で藤田まことさん演じるあんかけの時次郎の敵役で登場し、四角い顔と黒ぶち眼鏡から「カバ」の愛称で親しまれ、「誰がカバやねん!」などのギャグを生んだ。

 89年に吉本新喜劇を退くとテレビなどに活躍の場を移し、ドラマ『部長刑事』(ABC系)『必殺』シリーズや『はぐれ刑事純情派』などに出演。オリバーソースのCMなどでも親しまれた。04年12月に『第33回上方お笑い大賞』で吉本新喜劇一同として審査員特別賞を受賞したのが公での最後の仕事となったという。

 24日付の東京中日スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ各紙が報じており、関係者によると、4年ほど前からがんを患っており、すでに親族だけで密葬を済ませたという。

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