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同期の山田洋次監督 大島渚監督の思いを代弁…「まだ彼の心が安らぐ時代は来ていない」

同期の山田洋次監督 大島渚監督の思いを代弁…「まだ彼の心が安らぐ時代は来ていない」
大島渚監督の通夜に参列した山田洋次監督

 15日に亡くなった大島渚監督(享年80)の通夜が21日、東京・築地本願寺で営まれ参列した山田洋次監督(81)がお悔やみを述べた。

 「作る作品が全部コンセプトの違うスタイルを持っていた。僕なんかおんなじ映画しか作らないんですけれど、作る映画作る映画がビックリするくらい新しい。ああいう監督はほかにいなかったと思いますね。僕なんか想像もつかないような映画を作る人でした。前人未到なこともやるしね」と語りだす。

 山田監督は大島監督と松竹に同期入社。遺作となった『御法度』を撮影する前に会ったのが最後になったそうで、「リハビリで懸命に頑張っていると聞いて、勇気が出ました。いつまでも生きていてほしかった」と悔やむ。

 最後に、「安らかにと言いたいですけど、まだ彼の心が安らぐ時代は来ていないんじゃないかな」と、故人の思いを代弁していた。

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