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北島三郎 ゴールデンボンバーへ意外なエール!SKE48メンバーからはサブちゃん!

北島三郎 ゴールデンボンバーへ意外なエール!SKE48メンバーからはサブちゃん!
ニューフェースにも寛容な様子を見せた北島三郎

 『第63回 NHK紅白歌合戦』のリハーサルが29日、東京・渋谷NHKホールで開かれ歌手の北島三郎(76)がリハーサルを行った。

 代表的な『風雪ながれ旅』を歌う北島は今年で通算49回目となり最多出場。最年長は同じく白組で初出演となる美輪明宏(77)だが、『天城越え』を歌う石川さゆり(54)とともに2012年を締めくくる。

 レッドジャケットでいなせな感じの北島。「今年は雪が多いみたいだから、雪は合ってるかな」と『風雪ながれ旅』をさりげなくPRしつつ、本番の雪演出には「だいぶやるので覚悟しておいてくださいと言われました。パラパラよりバーっとやったほうがいいんで」と相当量を降らすよう。

 1年を振り返り、「自分の歌の道はまっすぐ歩いてきたつもりですし、歩かせていただきました。でも、世間はそうでもなかったと思います。不景気になって歌が売れない。だから、もっとよくなってほしい。段々冷たくなっていくのは寂しいですよ。寒いより、温かい方がいいでしょ」と、総括する。

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北島三郎 ゴールデンボンバーへ意外なエール!SKE48メンバーからはサブちゃん!
北島三郎

 自身の今年1年は、「意外と健康でいられたこと。嬉しいな、ありがたいなと思うのは、おふくろに感謝したい。生かされていることに感謝したい」という。歌舞伎俳優・中村勘三郎さん(享年57)が亡くなるなど、悲報が世間をつつんだが、「人生というのは何があるかわかりませんな」とつぶやきつつ、「いずれでも僕も終わる時が来るでしょう。でも、ヨボヨボになって、みじめに終わるのは嫌ですね」と、力を込める。

 先日引退会見を開いた松井秀喜選手(38)を引き合いに「彼もまだ打てる状態だったと思う。俺もまだ歌えるんだろうけど、引き際があるのかな。でも、まだ、歩けるから、この道を進んでいくように産んでもらったから歩いて行くしかない。もし、心配をかけるようになったときはそのとき考えたい」と、前を向いた。

 さらに、北島の思いは歌手という活動だけにとどまらず語られる。「今年も生かされてやってきたんで、来年も元気にやれるように。健康は大事ですね。世の中にいろんなことがありますよね。親が子を、子を親がというのがって、もっと温かくやったらいいじゃねぇかって。日本ばかりじゃなくて、こうやってしゃべっている間にも戦争やっているところもある。天災があって、歌を歌いに行って励まそうとしても、頑張ってくださいとしか言えないですよ。少しよくなったときに、頑張りましょうねとか歌いに行けるんですよ。だから、少しでも天災が起こらないように願いたい」。

北島三郎 ゴールデンボンバーへ意外なエール!SKE48メンバーからはサブちゃん!
北島三郎

 また、今年は新人アーティストが12組という多さを見せるが、11月の会見で下半身発言など過激なことで話題を呼んでいるヴィジュアル系エアバンドのゴールデンボンバーをどう思うかに質問が飛び、、「私はいつも思うんですが、お笑いはお笑いの人、歌い手は歌でご飯を食べています。ですから、その人たちにああだ、こうだというのは好きじゃない。やっぱりそれなりに、そのものに命をかけて一生懸命やっているんだから、頑張ってやってもらいたい」と、意外なエールもあり、メンバーがサインを求めているということを聞かれると、「いいですよ。でも、今年正直言うと知らない人が多い」と、苦笑いだった。

 さらには、人気アイドルグループ『SKE48』のメンバーからも愛称のサブちゃんと呼ばれたと、はにかみながら明かす北島。「呼んでいいですかと言われて。かわいいよね。サブちゃんでいいんだよ。かまわないよ、小さい子から大人までサブちゃんなんだから。呼んでみなって言って『サブちゃん』って。修学旅行の人たちとかからも言われるんです」と、気さくな一面を見せることも。

 北島の若者へ向ける思いとしては、「急に76になったわけじゃない。俺にだって若いころはあったんだから、置いてきた若いものをつけてくるのも俺たちの仕事かなって。さっきも(司会の)『嵐』に会って、頑張りなよといってきて、その匂いをくっつけてきたような気がする。それでサブちゃんでいられるんだから、そういうのがなくなったら駄目だよね」と、しみじみと語っていた。

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