『第63回 NHK紅白歌合戦』のリハーサルが29日、東京・渋谷NHKホールで開かれ8回目の出演となる紅組の倖田來未（30）がリハーサルを行った。
昨年末に4人組ミクスチャーロックバンドBACK-ONのKENJI03（ケンジスリー、28）と結婚し、7月には第1子となる長男を出産するなどプライベートが充実した1年となった。歌う『Go
to the top』は産休後の復帰シングルで、テレビアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』の楽曲にもなった。
今回出演が決まったことに、「プライベートで結婚して、子供も産んで、呼んでいただけると思わなかった。2年連続で光栄です。みなさんと同じステージに舞い戻れた」と、喜ぶ。
本番衣装を尋ねられると、「倖田來未的にカッコよく仕上がったけど、NHKさんから直してといわれて調整しています。セクシーすぎたのかな」と、苦笑い。どのへんがセクシーなのかについては、「全体的に」とはにかみつつ、「ちょっとやり過ぎかなというご意見を頂き、紅白ってみなさん年齢バラバラなので、私が麻痺していた。ボディーラインがセクシーにしすぎたのかなって」と、感想を語ることも。
昨年にKENJI03と結婚、そして、今年には出産を経験するなど人の営みとして大きいものがあったが、子供が生まれて、「最高です。かけがえのない愛が生まれた。皆さん歓迎してくれて幸せものです。頑張らなきゃと身が引き締まる思いです。（本番も）応援してくれると思います」と、幸せいっぱい。
そんな経験が人間的に深みを与えているようで、「恋愛の歌が多かったけど、愛おしいという気持ちを再認識しました。いろんな愛を追求して、そんな世界観で歌を歌っていけたら」と、考え方も少しずつ変わっているようで、「私も30になって演歌も響くようになって紅白を楽しめるようになった」とも。
気になる紅白アーティストについては、「トップバッターの浜崎あゆみさん。事務所の先輩でもありますし。それに、郷ひろみさん。エンターテインメントを追求していらしゃる」と、羨望のまなざしだが、ゴールデンボンバーについて質問が飛ぶと、「喉の調子が悪いときいて本当に歌ってらっしゃるんだと思って。今回も期待です。きっといろんなパフォーマンスがあるのでしっかり見させていただきたい」と、見守っているようだった。
そして、来年に向けては、「前回ライブをお休みさせていただいた。来年はアリーナツアーを3年ぶりにやるので、もっとたくさんの方にお会いできれば」と、胸を弾ませ、紅組が勝利するのかどうかについては、「もちろん！毎年紅が勝つと思っていますよ。今年こそは紅組みんなで頑張りたい」と、気合を入れていた。
