ミュージカル『テニスの王子様』(演出:上島雪夫)青学VS比嘉の公開ゲネプロが20日、東京・日本青年館大ホールで開かれ越前リョーマ役・小越勇輝(18)、手塚国光役・多和田秀弥(19)、真田弦一郎役・小笠原健(26)が終演後に囲み会見を開いた。
若手俳優の登竜門といわれ、これまでも城田優、斎藤工、瀬戸康史といった売れっ子を輩出しているミュージカル。2003年からの9年間で累計動員数は140万人を超えるという人気シリーズだ。部長・手塚が帰還し万全の体制で全国大会に臨むことになった青学の1回戦緒戦の相手はダークホースとの名前の高い武闘派集団・沖縄比嘉中。レギュラー全員が沖縄武術を体得しているという比嘉が青学に立ちはだかるのだが…。
今回は小越以外の11人の青学メンバーが6代目から7代目に様変わりするなどフレッシュな面々でのものとなるだけに、舞台には緊張感とともに気合がみなぎるものとなり、スピーディーかつ舞台上を動きまくるメンバーの様子が伺えた。
ゲネプロ終了後の囲み会見では座長の小越は、「代替わりをして初めての公演なので不安とワクワク感があります。全力で頑張って行きたい」と、意気込みを。多和田は全51公演となることに、「初めてなのできょうよりあしたがもっとよくなるように、スタッフさんと力を合わせて凱旋公演に向けて頑張って行きたい」と、力を入れる。
ゲネプロをしてみた感想としては、「すごく楽しかった2時間があっという間です。こうやって公演できることが楽しくて初日から51公演まで楽しくさせていただきたいと思います」と、小越。多和田も、「緊張していたんですけど、声がけしあってかなり楽しむ事ができました」と、雰囲気は良さげで、「勇輝がしっかり青学を引っ張っているんです。だから、勇輝が背負っている荷物を少しでも僕らで背負えたら」と、気遣うコメントも寄せることに。
そんな信頼を受ける小越は、「代替わりに不安があったんですけど、けいこを重ねると不安よりもワクワクが大きくなってきて、全国優勝まで全力で演じていこうという気持ちになりました」と、勇気づけられているようだ。
見どころについて、小越が「自分自身というよりも新青学が初めてということで、11人で初めてなので、壁にブチ当たりながらやってきました。僕達の新青学のカラーを見ていただけたら」と、アピールすれば、多和田も「新しい12人をファンの方に観ていただいて認めて頂けるようにしたい。団結して頑張って行きたい。物語として手塚が返ってきて、力強い試合を見せないといけないのでそこに注目して頂ければと思います」と、語る。
そこに、立海大付属の小笠原が、「全力で青学を倒しに行きたいと思います!」と、乗っかると2人は笑いながら健闘を誓い合っていた。
ミュージカル『テニスの王子様』青学VS比嘉は20日より2013年2月17日まで全国5都市にて51公演で開催!
■公演詳細
・2012年12月20~25日:日本青年館大ホール
・2012年12月26~2013年1月6日:大阪メルパルクホール
・2013年1月9~13日:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
・2013年1月19~20日:東京エレクトロンホール宮城
・2013年1月25~27日:キャナルシティ劇場
・2013年2月8~17日:TOKYO DOME CITY HALL