アニソン界で“アニキ”の愛称で親しまれる歌手・水木一郎（64）が2日、東京・渋谷のO-EASTでマジンガーZの楽曲を歌うライブ『All of Mazinger Live』を開催し、ライブ前に報道陣へ向け会見を開いた。
今年40周年を迎える『マジンガーZ』のテレビ放送40周年前夜となる2日、記念のライブを開催することとなった。
黒のロックなステージ衣装で登場したアニキは、「40年たっても色あせないマジンガーZと、40年歌い続けても色あせないメロディなので、40年間声を変えないように歌っていこうと思いました。きょうは全部私が歌った歌を披露したいと思います」と、ライブへの意気込みを語る。
ライブで流される予定のアニキがマジンガーZに“パイルダー・オン”するアニメーションも流されることとなったが、「こんなことになると思っていなかった。兜甲児からパイルダーを取るのに40年かかりました。これなら兜甲児も怒らないと思います。いままでアニソンは歌ってきたけど、アニメになったのは初めてで感謝しています」と、ニコニコしながら声をはずませる。
ツイッター上や会見でも、次にこの『マジンガー』ライブをするなら10年後と意気込むアニキ。「あと2年するとグレートマジンガーとか、グレンダイザーとか、コンバトラーVとかもあるのですけど、やっぱりマジンガーZがあってここまでこれた。だからやめないゼェーット！続けるゼェーット！」と、いつもの熱さを注入していた。
また、先日、NHK『第63回紅白歌合戦』への出場を決めた“ももクロ”の愛称で親しまれる『ももいろクローバーZ』とはももクロ4thシングル『Z伝説 ～終わりなき革命～』で「Z」の声でコラボしたり、ともにイベントに出演するなど、まさに“師弟関係”だが、「紅白出場おめでとうございます。自分のことのように嬉しいです。僕が伝授した『Z』なので、大晦日にももクロがZポーズをさせていただけるかはわかりませんけど、紅白でやっていただけると嬉しいかなと。自分が出場しているような気分で見守りたい。ぜひ頑張っていただきたい」と、エールを寄せていた。
「アニメソングは番組の顔だと思うので、とくに小さい時に見てくれていた人は、マジンガーZはこういう正義なんだよというのをレコーディングして伝えてきたので」と、胸の内を語ったアニキは、ファンの待つステージへと向かっていった。
