若手俳優集団『D2』の阿久津愼太郎（17）、俳優・井上正大（23）、鈴木勝吾（23）、平野良（28）が24日、東京・台場のジョイポリスでドラマDVD『青空の卵』（ポニーキャニオン）発売記念イベントを開いた。
作家・坂木司の代表作である『ひきこもり探偵シリーズ』第一作が初のドラマ化。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちで自称ひきこもりの鳥井真一を阿久津。そんな鳥井を外の世界に連れだそうとする、同級生で生命保険会社勤務の坂木司を井上が演じる。鳥井の鋭い観察眼がさえ渡り、謎を解き、人と出会うことによって成長していく2人を見守るという癒し系ミステリー作品だ。イベントは先行DVD購入者向けで本格推理クイズなども行い、24、25日の2日間に計4回で1000人の動員を予定している。
1回目のイベントを終え2回目との間に会見をした4人。天気も快晴なことからレインボーブリッジをバックにフォトセッションをし、テンション高くスタートとなった。
ドラマについては阿久津から、「鳥井と坂木の仲の良い2人が毎回事件を解決していくのですが、事件を起こす方が、2人の関係性とは違う関係があって、解決して成長していく物語です」と、説明。見どころについては、「ビシバシっていう感じで、自分の目が光るようなガッという感じで推理しています」という阿久津に、3人が「えらく抽象的だな」と総ツッコミを入れ、阿久津がはにかむことも。
鳥井の相棒である坂木を演じた井上は、「新しい風に2人の関係性が変わっていく。友達というのは大事だと思うんです。友達がいることで気づくことが多いんで。深いところまで話せる友達をつくろうと思ってくれれば幸いですね」と、爽やかな笑みを見せた。
1ヶ月で撮影を終えたがクランクイン2日目にラストシーンを撮影していたという本作。井上も「台本をすごく覚えなきゃいけなくて、頭がパンクしそうでしたよ」と、苦笑いすることも。その苦労の甲斐があり、阿久津は、「やってるときは大変でしたけど、全部通して観ると成長していく過程とかが分かったりして見応えがありますね」と、語った。
撮影現場では、井上が「体育会系でアニメとか詳しくないんですけど、阿久津くんが詳しくて楽しかったです。いきなり“嫁”を紹介されて…」と、今年7月の制作会見でも話していたアニメのキャラクターのエピソードことに話が及び、平野が「ヤバイ、ヤバイ」とぼやくと、阿久津が「ヤバくないよ」と、力説。それでも平野が「そのキャラのいいところをすごい言ってくれて、引きこまれた感じでした」というと、阿久津は“うんうん”とうなずいていた。
本作では鳥井の料理を振る舞う部分も見どころ。もし、オリジナル料理を作るならという質問が飛ぶと、趣味に料理を挙げていた阿久津が「週一でやってる料理の研究部に入っているんです。そこで…、シルベスタ・スタローンみたいな名前の料理……。ビシソワーズだ！それを作ったんです」と、料理男子であることを告白。「そこでラザニアも作ったんですけど、ラザニア作れるってドヤ顔できるじゃないですか！チュロスも作れます」と、相当に女子ウケしそうな料理も可能なことを、満面の笑みで語っていた。
ほかにも阿久津は撮影中に出てきたお菓子の『くるみゆべし』が気に入ったそうで、「クルミが食べられないんですけど、これだけは食べられました。企業努力がすごいと思います」などのエピソードも明かしていた。
DVD-BOX『青空の卵』は12月4日より1万1970円で発売！また、同所内にあるFrame Cafe内にて19～25日の期間限定で鳥井のポモドーロやカレーが食事可能となっている。
