
『アンタッチャブル』の柴田英嗣(37)が27日、都内で行われた著書『やかましい動物図鑑2』(講談社)の発売記念サイン会が行われ、「調べる時間が1年間会った」や「こんなに囲まれたのは、あのとき以来」と、1年間の休養を自虐的にネタにして、笑わせた。
動物好きで知られる柴田が、2009年に、動物園や図鑑から得た知識を元に動物のエピソードをイラストとともに紹介した第一弾は、2万5000部を売り上げ、好評を博した第2弾。
胸にANIMALS NAGGING ENCYCLOPEDIA OF ANIMALS 2 UNTOUCHABLE SHIBATA(やかましい動物図鑑2 アンタッチャブル柴田)とプリントされた白いTシャツで登場した柴田は、「こんなに集まっていただけて助かります。第2弾ということで、前回は好評だったんだなという実感がいま湧きました」と、ホッとした様子。
そこへ、「部数は?」と問われ、「そのへんの細かい話がわからないんですけど」というと、「でもコレ(印税)は入ったでしょ?」と聞かれ、「入りましたけど、どれくらい売れたかはわかりません」と、イジられることが心地よさそうに笑顔。
これで口もなめらかになったか、「記者の皆さんがお家に来ても出られなかったんで。それ以来ですね。こんなに来ていただいたのは。いま、全然、来ないですね。お笑いなんで、そうやって転がしていければいい」と、自虐ネタで笑わせる。

前回はブログをまとめたものだったが、今回は書きおろしだそうで、「僕の知っている知識だけじゃ4ページしかない。学者さんなどから話を伺いながら書きました。調べる時間も1年間あった。こんなにかける時間いらないなぁと思ってます」と、苦笑い。
第1弾が売れて、1年間休養したことから、「好評ならシリーズも?今回も売れればまた休む?」と突っ込まれると、「何百万も売れれば、村上春樹さんばりにね。あくまでも芸人が書いているので」と、笑顔で否定。
そして、「もういいでしょ。休みネタも。みなさんも飽きてますよ」と、嫌味にならない程度のところで〆ると、「全部おちついて、大丈夫」と、胸を張った。
「女性問題」とも「体調不良」ともいわれた2010年1月から約1年間の“謎の”休養を経て、2011年1月に復帰したが、3年近くも実質、活動休止状態。不仲説も流れた相方の山崎(弘也、36)とは「連絡取り合ってる。飯も食いに行ったりしてる」と、否定。

「そろそろ?」と水を向けられると、「コンビでの活動はまだない。そろそろしたい」と、本音も、「山崎が忙しいので。(番組に)帰れればいいんですけど。お休みの時に全部降りちゃったんで、復活したから入れてくださいというのは言えない。あまり期待してほしくない。ハードル上がっちゃうんで」と、この問題だけば、真面目な顔で、慎重に言葉を選んだ。
そして、「理想的なものは、気が付けばやってたんだと舞台とかから復活したい」と、心境を語った。
自身の仕事状況については、「まだ、復活できないのかな…尾を引いている。(僕自身は)精神的にも状況的にも全く(問題)ないです」と、休養理由として上がった要因は、全て解決済みと、再度、強調した。
その上で、「ボチボチですかね。敬遠して、『柴田、大丈夫か?鈍ってんじゃないか』という空気はあるので、そんなに出てない。でも、呼んでいただいたら『意外と大丈夫じゃん』と、なってきている。これをキッカケに呼ばれればいい」と、売り込みをアピールした。
また、一時は離婚もささやかれた夫婦仲については、「良い感じ。先日も娘の運動会にみんなで行ってきた。玉ころがし優勝させてあげました。お兄ちゃんは運動神経いいんですけど、娘はそうじゃない」と話すなど、円満をアピールした。

なお、本の内容については、「前回と何も変わらない。動物の進化の仕方を僕のツッコミとともにお送りしている。僕の動物の見方。こんな特徴があって、こんな進化したんだよというもの」と、説明したが、実は、「動物、そんなに好きじゃない。どういうふうに進化したかが興味ある」と、“えっ!いまさら?”と意外なことを言う。
動物に興味を持ちだしたキッカケは、「高校時分に走るの早かったんです。動物園に行った時に、『君よりカバのほうが早い』といわれた。学校で2番目の僕より?と、調べた結果、本当だとわかった」と、すっかりカバのりこになってしまったそうだ。
そして、「カバはボルトより早いんです。時速40キロ超えるらしい。シマウマは、縦じまに思われがちですが、横じま。背骨に沿ってどう入っているかで縦か横かかわる」と、その動物に対する博学の知識を披露。こんなプチ知識がたくさん載っているそうだ。
同著は、1470円(税込み)で絶賛発売中



