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現役最高齢の三味線漫談家・玉川スミさん 心不全で死去

 現役最高齢の寄席芸人で、三味線漫談家の玉川スミさん(本名・中川スミ)が25日午前4時18分、心不全のため都内の病院で亡くなった。92歳だった。

 玉川さんは福島県出身で、父は浪曲師。3歳で浪曲一座で初舞台を踏み、その後は女歌舞伎に入り、海外公演も経験。7歳で座長になり、天才少女と呼ばれたが、戸籍ごと売り買いされ、14歳までに親が13人も変わるという激動の人生を送った。

 26日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知各紙が報じており、玉川さんは58年から三味線漫談を始め、辛口トークで人気に。時代劇『桃太朗侍』にレギュラー出演するなど女優としても活動し、08年に芸能生活85周年の記念リサイタルを行うなど晩年まで現役だった。

 通夜・葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会が開かれる。

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