つんく♂がプロデュースするハロー!プロジェクトの「日本一スカートの短いアイドルグループ」の『スマイレージ』が29日、神奈川県・横浜BLITZで「スマイレージコンサートツアー 2012秋~ちょいカワ番長~」を行い1000人(2ステージで2000人)のファンが詰めかけた。
23日に大阪で行われた全国ツアー初日公演で右足首を捻挫し、じん帯を損傷し、2~3週間の安静が必要と診断されていたリーダーの“あやちょ”こと和田彩花(18)は、「歌とMCだけで参加させていただきます」と、コメントしていたように、歌の部分は、椅子に座りながらも上半身と手を動かして、出来る範囲の振りを行いながらパフォーマンスし、MCの部分では、立ちながら精いっぱいにライブを務めた。
1曲目から2曲目に移るときに、椅子に座る和田に、“かななん”こと中西香菜(15)、“めいめい”こと田村芽実(13)、自称「シンデレラの生まれ変わり」の“かにょん”こと福田花音(17)、“タケちゃん”こと竹内朱莉(14)、“りなぷ〜”こと勝田里奈(14)のメンバー1人1人がハイタッチをしてポジションについたり、振りの一環ながら、メンバーがあやちょに近づいて一体感を表すために、短期間で細かいフォーメーションの修正を行った後が伺える。
4曲終わった後に、MCに入ると、ちょっと足を引きずりながら中央のポジションにつき、自己紹介。ツアータイトルの「ちょいカワ番長」を意識した不良ポイ口調で、それぞれあいさつ。
和田は、「脚を捻挫してしまって、今日は歌とMCで参加させていただきます。本当にごめんなさい」と、悔しさを隠して、笑顔であいさつすると、「ガンバレ~」と、熱いエールが会場のあちこちから飛ぶ。
続けて、「でも、今日は、心は元気いっぱいなので、心は暴れる勢いで、そして、心のこもったステージがやれるように私も頑張るので、応援よろしく~」と、「ちょいカワ番長」調で気合を宣言すると、1000人のファンによる温かい拍手が会場を包んだ。
前半のライブでは上手に置かれていた椅子も後半には下手に移動するなど、ステージの端から端まで移動できないのを補った演出がなされた。
そして、アンコールでの最後のMCで和田は、「今日は、初めてのイスに座っての歌とMCだったんですけど、それに対して、どうしていいのか分からなかったんですけど、皆さんが(和田のカラーの)青いサイリウムとか(青い)Tシャツとか、いっぱい持ってきてくれて安心した。ファンの人がいると、身内の人がいるみたいで恥ずかしくなって、緊張しました。それでも、楽しかったし、嬉しかったです。ありがとうございます。ケガをしてしまった大塚愛菜ちゃんと、足が元気になってみんなでステージに立てたらいいなと思います」と、完全復活で完全燃焼を誓うと、「あやか~、ガンバレー」と、温かい声援と拍手が起こる。
さらに、「今日は、一番後ろまで顔が見えるんですよ。いまはちょっと暗くて見えない(笑い)。今度は先まで見えないぐらいの会場でやりたいなと思う。花音ちゃんが言ったように横浜アリーナでのライブの夢が叶えられるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」と、リーダーとして、さらなる成長への思いをファンに熱く語った。
同ライブでは、最新シングルの『好きよ、純情反抗期。』や『ドットビキニ』『有頂天LOVE』のほかに未発表曲の『天真爛漫』『大人の途中』など19曲を熱唱。さらに、11月発売予定の新曲『寒いね。』を初披露した。
また、同ライブには、チャレンジアクトとしてハロプロ研修生の“カリン”こと宮本佳林(13)、“はまちゃん”こと浜浦彩乃(12)、“たなぴょん”こと田辺奈菜美(12)、“たぐっち”こと田口夏実(12)の4人が参加。バックダンスでのサポートのほか、2曲披露した。
なお、参加予定だった同研修生の“つかぽん”こと大塚愛菜(14)が、膝の違和感を訴え病院での診察を受けた結果、『左膝内側側副靭帯損傷』と診断され、約1ヶ月の安静と治療が必要と診断され休んだ。
同ライブツアーは、30日が神奈川・横浜BLITZ、10月7日が広島・BLUE LIVE 広島、10月8日が福岡・イムズホール、10月13日が宮城・仙台Rensa、10月14日が群馬・高崎市文化会館、10月27日が東京・SHIBUYA-AX、11月10日が、愛知・Zepp Nagoyaで、各会場2回公演。