俳優・大東駿介（25）と女優・桜庭ななみ（19）らが13日、東京・天王洲銀河劇場でテレビドラマ『ハイスクール歌劇団☆男組』制作発表会見を開き、出演者らとともに登場した。
名古屋に本当に実在する“男子高校生のタカラヅカ“カヅラカタ歌劇団をモチーフに、多くの若手俳優が熱演を見せる、2012年10月放送予定CBC制作のスペシャルドラマ 『ハイスクール歌劇団☆男組』（TBS系）。男子高校生達が宝塚歌劇団になりきり、舞台上で華やかな演技と華麗なラインダンスを披露したり、それぞれが、主張しぶつかり合いながらも絆を深めていくという青春群像劇が見どころの作品だ。
学生服姿で登場した出演者ら。大東は緊張からか、役名の紹介を間違えてしまい、「もう一回やり直していいですか？」と、はにかむと、あいさつを“リテーク”することに。そして、「宝塚を学祭でやっているという高校生を演じていて、テーマにするって勇気がいることだなと。僕もそういうことを学生時代から志し、やってみたいと思っていたので、羨ましいなと思ってました。学生時代に戻って打ち込めたという感じです」と、今度はしっかり気持ちを伝えることとなった。
一方、ヒロインの早瀬まどか演じる桜庭は「こんなに多くの男にほとの入る現場に行くのが初めてで、大東さんの唇に口紅を塗ることもありました。口紅は塗りにくかったですね」と、大東にほほ笑む。
劇中では古典劇『ロミオとジュリエット』を披露しヒロイン・ジュリエットにも“変身”する大東は、ドレスを着た時の印象を、「正直びっくりしましたね。コレ大丈夫かなと。僕は綺麗になる側の人だと思っていたんです。オファー頂きましてジュリエットをやるよと言われて、ちょっと自信がありましたけど鏡を見たときの衝撃があって…。最初は凹みましたよね大丈夫かなと思いました」と、率直に明かし、実際にほかのみんなにお披露目になった際も、「心が折れかけました。みんなの前に出た時、一瞬間があったんです。こういうのってだいたいいいじゃんみたいなのがあるんですけど、それがなくて」と、だいぶとショックだったようだ。
そんな彼らダンサーにかかわる紫吹は、「短期でやるというのが大変だったと思うんです。本当だったらもうちょっとやりなさいと思ったんですけど、イケメンだからいいかともって、イケメンだからずるいという部分もありました」と実情を明かすと、高橋も笑ってうなずくことも。
終了後の大東への囲み会見では、苦労した点を尋ねられ、ラインダンスを挙げると、「初めて足を上げた時に『パチッ』て筋繊維が悲鳴をあげてました」と、苦笑したが、「ラストはあがっている方になれました」と、胸を張る。逆にその頑張りが、ほかの共演者らと絆にもつながったようで、「『1、2』って声を出したんですけど、一体感を味わうことがあって、楽しくて仕方なかった」と充実の表情を見せていた。
スペシャルドラマ『ハイスクール歌劇団☆男組』は、10月6日午後2時～3時24分までTBS系全国28局ネットで放送！また、ドラマの3ヶ月後のアフターストーリーで、お嬢様女子高と『ハイスクール歌劇団☆男組』が合同公演するという設定の舞台も12～23日まで、天王洲銀河劇場にて上演。
■ほか出演者
俳優・若葉竜也（23）、入江甚儀（19）、南圭介（27）、鎌苅健太（28）、『D2』荒井敦史（19）、タモト清嵐（20）、滝口幸広（27）、佐藤永典（22）、安藤龍（25）、岡崎大樹、飯田のえる（18）、『D-BOYS』荒木宏文（29）、崎本大海（26）、女優・紫吹淳（43）、高橋由美子（38）
