10月から放送がスタートするテレビアニメ『CODE：BREAKER（コード：ブレイカー）』第1話完成披露試写会が8日、東京・スペースFS汐留で開かれ、声優の大神零役・岡本信彦、桜小路桜役・日笠陽子、刻役・鈴村健一がトークショーを開き、MCをニッポン放送の吉田尚記アナが務めた。
漫画家・上条明峰が2008年から『週刊少年マガジン』（講談社）に連載する人気作。法では裁けぬ悪を『異能』と呼ばれる特殊能力をもって裁く『CODE：BREAKER』たちの戦いを描いた作品。正義とは悪とはというのをバトルアクションを通じて問いかける作品となっている。
第1話上映後に出演者が登壇。1話は迫力があり、かつ衝撃的なシーンで終わっているため、岡本が「おつかれさまです。怖いシーンで終わっているので、そんなことないよという気持ちを込めています」と、大神とは正反対の柔和な笑みを見せ拍手が起こり、「原作もチェックしていたんですが、アニメならではの1話でしたね」と、振り返る。
日笠は、「桜を演じる時は何も考えてはいけないんだなと感じていて、考えだすと桜じゃないんですね。1話だけじゃないんですけど、すごく疲れるイメージがあります」と演じてみての感触を。逆に1話では一言しかセリフがなかった鈴村は「一言で申し訳なくて、ギャラ泥棒だなと思ったんですけど」と、冗談めかしつつ、「第1話ヒロインと思われる女の子の悲鳴で終わるって新しいなと思って。一言だったんで余裕があるんで見てました」と、冷静な分析を見せていた。
そうして真面目なイベントになるかと思いきや、キャラ紹介の際、壇上で出演者がスクリーンにかぶる状態になってしまい、鈴村と岡本と吉田アナが正座しだした辺りから、コードブレイカーから脱線しだし、鈴村が「何ブレイカーだよ！」と、ツッコミを入れだす。「青い炎とかと合わせて、その格好にしたんでしょ？」と、岡本の装いを日笠が指摘しだすと壇上は、フリーダムな空気となり、日笠を避けようとする3人に日笠が「待て待て～」と、追いかける小芝居が始まってしまうことに。
その空気に負けず、真面目にキャラ紹介する岡本に対し、日笠は雰囲気に耐え切れなかったのか紹介途中で、「もう1回やり直したい！」「上手にしゃべれない…」と、可愛らしく言い出したり、刻が磁力を能力で使うとアナウンスした鈴村が、いきなり老人言葉になり「磁石仙人じゃ」と、原作にまったく関係ないキャラで説明を続けるというおふざけも。さらに、“何か”のハードルを上げた日笠が、犬の鳴きマネを岡本に強要し、観客にやる前から「ドンマイ！」と声が掛けられ場内に爆笑が起こったり、結局全員がやることになってしまう状態となるなど、ファンは普段見ることのできない出演者の姿に笑いながら楽しむこととなった。
そんなグダグダな雰囲気が漂う中でも、終盤は岡本が本筋へとキッチリ巻き直し、「大神成分が1％しか自分にはないので、大神なりの優しさってなんだろうと思ったりして演じています。原作好きな方も楽しめる作品になっています。オリジナルもそうですけど、悪ってなんだろうというのを考えさせられるのもあります」とPRし、日笠も、「アフレコの時に絵ができている状態でやらせていただいて、スタッフさんの思いというかが画面上から伝わって来て役者一同命を削ってやっています」と、思いを明かしていた。
放送はMBSが10月6日より毎週土曜・深夜2時58分～、TOKYO MXは10月7日より、毎週日曜・午後10時30分～、TVQ九州放送は10月7日より、毎週日曜・深夜2時30分～、テレビ愛知は10月8日より毎週月曜・深夜1時35分～、BS11は10月9日より毎週火曜・深夜0時00分～それぞれ放送！また、岡本と鈴村のWEBラジオの配信決定したことが発表された。
