小説『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞した作家・池井戸潤氏（49）が5日、東京・六本木ヒルズアリーナで『ベルギービールウィークエンド東京2012』に登場し『ベルギービール名誉騎士』に任命された。
『ベルギービールウイークエンド』はベルギーの首都にある世界遺産グランプラス広場で毎年9月の第1週末に開かれるベルギー最大のビールの祭典で、2010年9月から海外初展開として東京でも開催。今年は昨年よりビールの銘柄が10種類以上多い77種類を飲むことができ、ベルギーならではの食事も楽しむことができるなど、まさに、“ベルギーの週末”のような空気を感じられるイベントとなっており、2万2000人の来場者を見込む。
オープニングイベントでは、世界初となるベルギー以外の国での『ベルギービール名誉騎士』任命式が開催。池井戸氏は2000年に『BT’63』という作品で、担当編集者がビール好きだったのがきっかけで、東京・原宿にあるベルギービールのブラッセルズに行くようになり、ブログやツイッターでもベルギービールを登場させるなど、普及に貢献していたことから名誉騎士に選ばれることに。会場ではベルギービールウイークエンド名誉実行委員長の駐日ベルギー王国リュック・リーバウと大使ら4人とともに名誉騎士に任命された。
終了後、池井戸氏に名誉騎士になった感想を尋ねると、「二日酔いになりそうですね」と、笑顔を見せる。というのも、「3月に飲み過ぎて体調悪くしたんで、ちょっとドクターストップがかかったことがあって、半年くらい禁酒してたんで」という。
そんな、半年ぶりのビールは体に染み渡ったようで、「苦いですね。ノンアルコールビールの方がおいしいかな」と、冗談も飛ばすほど。「さすがにもう壇上で乾杯してくれと言われてウーロン茶くれとは言えないから。禁酒明けにもちょうどいい機会だったし、また飲み過ぎないように気をつけたいと思います」と、ほどほどにしていくそうだ。
ちなみに、ブラッセルズ原宿店で“デリリウム・トレメンスを一番飲んでいる男”という異名を取るという池井戸氏は、『BT’63』にも出てくる『ゴールデンエール』という種類のビール『デリリウム・トレメンス』を愛飲しているそうで、こちらも会場で楽しむことができる。
『ベルギービールウィークエンド東京2012』は5～9日まで六本木ヒルズアリーナで開催！
