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TAKAHIRO 米国ナンバー1獲得日本人ダンサーの思い!ダンス導入の教育現場に対して熱く

TAKAHIRO 米国ナンバー1獲得日本人ダンサーの思い!ダンス導入の教育現場に対して熱く
TAKAHIRO 米国ナンバー1獲得日本人ダンサーの思い熱く

 ダンサー・TAKAHIRO(31)が5日、都内にて自身が監修し11月発売予定の書籍『DVD付 一番わかりやすいTAKAHIROのヒップホップダンスレッスン(仮タイトル)』(講談社)のスチール撮影の合間をぬって、日本のダンス界について、また自身の書籍を通してキッズに伝えていきたいダンスへの思いなどを熱く語った。

 TAKAHIROは、「日本のダンス界の黎明期に貢献したい」との思いを持ち、米国での7年間に及ぶ大成功を経て2011年から活動の拠点を日本に。“見る者を突き動かす”“世界を日本で、日本を世界に”という思いから、まったくの独学からスタートし、独創的なスタイルを構築してきた。06年には、ソロパフォーマーとしてNYアポロシアターNBCTVコンテスト『Show time at the APOLL』に出場し、前人未踏の9大会連続優勝記録を打ちたて米国でプロデビュー。以来、マドンナのワールドツアーメンバーとしての活躍や、ラスベガスでのソロパフォーマンスなどでヒップホップダンスの本場米国を熱狂させ、『Newsweek 日本版』の『世界が尊敬する日本人100人』にも選出された。

 日本のダンスのレベルについて聞かれたTAKAHIROは、「全体的にレベルが高くなってきていて、技術的には世界と張り合える。もしオリンピックのように個人種目、団体種目のようになっていたら、個人技では金メダルを狙える人はいます。ただ、日本の場合、個々の技術は高いけれど、オリンピックの種目に例えると、人気が低い競技のように“認知”という点ではまだまだ」と、分析を。一言でヒップホップと言ってもジャンルは細分化されており、その中には日本人ダンサーがトップなものもあるとのこと。

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 さらに、自動車産業を例に取り、現在の日本のダンスムーブメントをわかりやすく解説。「米国から来た“アメ車”は最初は羨望されてみんなの憧れの対象だった。日本人はそれをまずは真似して、国産車を作り、さらに日本の事情に合わせた改良していった。そして、日本車は米国に輸出された時にセンセーションを起こし、米国でのシェアも獲得した。ヒップホップダンスも、90年代に日本に入ってきた時は単なるファッション。そのテクニックを真似していたのが00年までで、日本独特のものとして改良して、世界に発信できるようになったのが00年から10年にかけてです。そういう意味で、僕は今は日本のダンス界の黎明期と表現した。決してテクニックが劣っているとか、レベルが低いという意味ではないです」と、語る。

 本年より中学校では『ダンス』が必修科目となっているが、指導要領に「ダンスが得意ではない先生が積極的に動く姿は、苦手な生徒を勇気づけます」と盛り込まれるほどに、指導する側にも経験や適当な教材が無いのが現状。

 TAKAHIROは、そういった先生たちへのアドバイスとして、「義務教育での『ダンス』が教えるべきことは、子供たちがダンスを通してどんなことを学び、何を得て、そしてどんな大人になっていくのかということ。技術を教えて、世界一のスキルや技をもったナンバー1ダンサーを作るのが目的ではないのだから、先生が見るべきポイントはテクニックではありません。テクニックは、たった“3つ”のことを知っていれば改良することができる。目標を持たせて、やりたいという意欲を湧かさせ、そこに向かわせていくのが教育者の役目ですから。子供たちがダンスをやりたいと思い、思い切り動いてくれればそれで良いんです」と、熱っぽく話し、「学生時代にはちびっこキャンプのお兄さんもやってました。教育系の道にも進みたかったんです」と、笑顔で明かした。

 また、日本とイスラエルの国交60周年を記念したイベントで、11月に在イスラエル日本大使館に招かれダンスパフォーマンスを披露するが、これも今までの日本古来の伝統的な文化を紹介するのではなく、これからの世界に通用する才能を持った日本人として、あらたな日本の文化としてオファーされたもの。

 独学からダンスを始め、米国のヒップホップ文化を身近で生活することで理解してきたと語るTAKAHIROは、「プロのダンサーというのは、観る人を楽しませるダンスを踊る。アマと同様、自分をカッコ良く見せることの追求というのがきっかけではあるが、エンターテインメントとしては、観ていて何が楽しいかが重要。観る人が変わるから、内容も日本的情緒を取り入れたものをやるか、それともエンターテインメントに徹するか、それはその時と場合による。イスラエルでは日本の情緒的な部分も表現すると思う。でもラスベガスでやるときには、エンターテインメントを期待しているお客さんにとってはそういったものは不要。その時、そこで観る人に一番喜んでもらうものを作っていく」と、熱弁。

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 そして、「僕は、ダンスには映画のようなストーリー性がなきゃいけないと思っている。ただ最初から終わりまでずっとカッコイイだけではダメで、途中に変な動きや悲しいシーンがあったりするから、カッコ良さがより際立つ。そういった世界観を持った作品を僕はこれからも作っていく」と、あらためて抱負を語った。

 TAKAHIROが監修する本書は、ヒップホップの基本を丁寧に解説し、初心者でも踊れるようになるDVD付きブックを目指して着々と制作が進行中。11月の発売が教育現場からも大いに注目、期待されている。

 『DVD付一番わかりやすいTAKAHIROのヒップホップダンスレッスン(仮タイトル)』は11月28日より1600円(税別)にて発売予定。

TAKAHIRO 米国ナンバー1獲得日本人ダンサーの思い!ダンス導入の教育現場に対して熱く
TAKAHIRO
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スチール撮影中
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スチール撮影中
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動きながらの一瞬を
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モニターで写真のチェック
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自分の動きをチェックする
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スチール撮影中
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厳しい目で自分をチェック
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メイクを直し別テイクへ
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スチール撮影中
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スチール撮影中
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自らに厳しく
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アクロバティックなダンスで
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