先月27日に人気アイドルグループ『AKB48』を卒業した“あっちゃん”こと前田敦子(21)が4日、都内・福家書店新宿サブナード店で『AKB48』卒業記念フォトブック『あっちゃん』(講談社)発売記念イベントを行った。
同グループの初期メンバーとして、エースとして7年間活動してきたあっちゃんの卒業記念フォトブック。撮り下ろしグラビアや2万字インタビュー、総合プロデューサーの秋元康氏(54)や、“たかみな”高橋みなみ(21、チームA)、“ゆうこ”大島優子(23、チームK)らメンバーとの対談も収録された一冊となっている。
初版部数20万部を突破し、この日もフォトブックを購入した1500人限定のファンが集まるなど、大盛況。報道陣の数も75媒体以上、100人以上となり、同所での過去最大規模のイベントとなった。
あっちゃんが、背中が少し開いた紺のワンピースで登場すると、まばゆいばかりにフラッシュがたかれ、思わず本人も「凄い…」と苦笑い。「こちらに目線をくださーい！」と声を上げるカメラマンに向かい、笑顔を振りまいた。
同書について、あっちゃんは「『AKB48』として生活してきた7年間が詰まってます。文章がたくさんあって、AKBでの私については、すべて語り尽くしたと思う」と説明。秋葉原のAKB48劇場のほか、初めて地元の千葉県市川市で撮影したとのことで、「新しい気分で撮影した。振り返ったりすることがいままでなかったので、少し新鮮な気持ち。これから頑張ろうという気持ちになりました」と、リフレッシュしたよう。
お気に入りについて、沖縄での花火の写真を挙げ、「何枚か表紙の候補がある中で、これがよかった。素の私。今年初めての花火で、行きたかった沖縄にも行けたし、楽しんでいるだけなんですけど」と笑いながら、その理由を語った。
卒業から1週間経過したいまの気持ちについて聞かれ、「確実に時間ができたと思うけど、まだせかせかしている自分がいる。AKBの7年間は慌しかったけど、それが当たり前でいれたのは凄く幸せな環境だった」と返答。「近くでメンバーが、『明日○○の撮影だよ～』とか言ってたり、自分は明日行かないんだと思うと…」と、卒業したと実感する出来事を挙げ、「秋元先生にもメンバーにもよく会います。普通にご飯食べるだけです」と、近況についてもコメントした。
27日の秋葉原・AKB48劇場での卒業公演の後、打ち上げがあり、「後輩のみんなが自分の気持ちを一人ずつ話しに来てくれて、凄くかわいいなと思った。私のことそんなに好きでいてくれたんだということを知らなかったので。いまからでも遅くないと思うので、後輩の面倒見ていきたいです(笑)」と笑いも入れつつ、秘蔵エピソードを披露。
報道陣に「AKBでやり残したことは？」と質問されるも、「ないです。私的には(やりきった)。後はみんなを見守っていきたい」とキッパリ答え、いまやりたいことについて、「友達と約束しているのは、電車に乗って、駅のおそば屋さんでそばを食べること。あとサイクリングすること」と、等身大の女の子の顔をのぞかせた。
『AKB48』を卒業したということで、恋愛も解禁だが、「してもいいんですよね？ 多分。したいです」とおそるおそる語り、「映画館に行きたい。恋愛系じゃなくて、アクションとかコメディーとか楽しいものを観に行きたい」と、理想のデートを思い描く。
好きな男性のタイプについては、「頭のいい人がいい。映画観ていても、映画を理解して、その人なりにまた違った意見を話し合える人がいい」とのこと。
今後、女優としては「お仕事に対しては受身なので、必要としてもらえるのであれば何でもやりたい」、ソロ歌手としては「一人でコンサートをやってみたい。アルバムも出したい」と目標を立て、改めて、自分にとっての『AKB48』を「私を作り上げてくれたものがすべて詰まってる」と定義し、「本当に感謝、感謝です」と礼を述べた。
最後に『AKB48』のメンバーへ「いい仲間であり、家族であり、ライバルでいてほしいです」とメッセージを送った。
1200円(税込)で発売中！
