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歌手の久保幸江さん 2年前に死去していた

 戦後に歌手として活躍した久保幸江さんが、2010年9月8日にひっそりと亡くなっていたことが27日、わかった。86歳だった。

 「トントコ節」「ヤットン節」「野球拳」などのヒット曲で、戦後の復興期に歌で日本を励ましてきた久保さんだったが、05年に体調不良で第一線から退くことに。付き人だった姉が亡くなってからは、身寄りもなく、都内の老人施設で生活し、仲間にカラオケで歌を披露することもあったという。

 28日付のデイリースポーツが報じており、久保さんは一昨年9月7日未明、突然意識を失い、病院に搬送。翌8日に息を引き取ったという。身寄りもなかったため、死去は明らかにならず、今年の夏に懐メロ番組で過去映像を観た関係者が、連絡を取ろうとしたところ死去が判明した。

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