女優・橋本愛(16)が27日、都内で行われた映画『桐島、部活やめるってよ』(監督:吉田大八/配給:ショウゲート)大ヒット御礼女子会トークショーに女優・大後寿々花(19)、清水くるみ(18)、松岡茉優(17)とともに出席した。
第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を映画化。とある高校が舞台で、バレーボール部のキャプテンで成績も優秀だった桐島が、金曜日に突然バレー部を退部したことで、学校内のヒエラルキーが変化していく。だが、“桐島”が出てこないままストーリーが展開される斬新さも、話題となっている。
主演の神木隆之介(19)をはじめ、橋本、大後ら600人を越えるオーディションを勝ち抜いたフレッシュなキャストが出演した同映画から、この日は4人の女優が登壇し、華やかな“女子会トークショー”を行った。
まず帰宅部2年生で、沙奈役の松岡が、「2ちゃんねるをよく見るんですけど、この映画のスレッドがもう2つめだった。熱いんですよ、2ちゃんねるが！ 皆さんもぜひ2ちゃんねるとかツイッターとか書いていただけたら、私必ず読むので」と、インターネットで同映画の評判をチェックしていることを告白！ のっけから場内は笑いに包まれた。
昨年12月から1ヶ月間、高知での撮影は合宿で行われ、キャストも仲を深めたとのこと。バドミントン部2年生で東原かすみ役の橋本は、「待ち時間の中で、本当のクラスメートのような関係ができたり、凄くいい雰囲気だった」と、親交を深めたようだが、同じバドミントン部2年生・宮部実果役の清水は、「沙奈は怖かったですね。撮影終わってからの松岡さんと、現場の松岡さんはちょっと…さなの目つきでした」と、役に入りすぎた松岡を敬遠していたよう。これに納得したのか松岡も「ホテルで暇なときに、何度か喫茶店誘ったんですけど、1回も来てくれなかった」とぶっちゃけていた。
撮影中のエピソードに話題が及ぶと、松岡が「ひどいんですよ、愛ちゃん。みんなと初対面の日に、『動物に例えたら子豚だね』って言われたんですよ」と暴露。だが、橋本は「私の中ではかわいいものなので、『子豚みたいにかわいいね』という意味で」と悪気はなく、「その後、茉優ちゃんが豚グミを持ってきたんです。キャラ作ってきたな～と思って」と明かす。しかし、まだ収まらない松岡は、「子豚って言われて、嬉しい女子いないですよね。イラッとしました。クレオパトラって言い返してやりました」と、橋本の髪型をネタに反撃！ これに橋本が「誰が三大美女だよ！」と突っ込み、観客もドッと沸く。
劇中でのクライマックスシーンである屋上の場面では、沙奈をビンタするのは実果の予定だったが、急きょかすみに変わったという裏話も。この場面を橋本が「かすみの中に蓄積していたものが、あの場面で放り出せた。かすみの成長でもあったので、私にとっても好きなシーン。すっきりしました」と振り返ると、叩かれた松岡が「けっこう粘着性のあるビンタをしますよね。下手ではなかったけど」と返し、またもや火花を散らす2人に観客も苦笑い。
かすみと帰宅部2年生の竜汰の関係性について、MCが「その後も付き合っていく？」と橋本に振ると、「うん、いきますよ。ミサンガ渡しちゃったし。ミサンガが切れるまではずっと一緒にいます」と返答。神木演じる映画部2年生の前田涼也については、「前田君は恋愛感情ではないので。でも、人として尊敬しているので、ずっと心に残り、ずっと大事な人だと思います」と解説したが、改めて竜汰を「学生時代の一つのステップ。好きだけど、永遠のパートナーではない」と割り切る悪女ぶり(？)も見せた。
そして、大後演じる吹奏楽部2年生・沢島亜矢が、野球部2年生の菊池宏樹に惹かれている役柄だったため、他のキャストが大後に「宏樹のどこが好きなの？」と質問攻め。これに大後は、「意識しようと思ってなくても見ちゃう存在感、オーラに惹かれるんだと思う」と答える。
また、実果役の清水は、バレー部2年生の風助との関係について、「好きじゃないんだけどねって言うけど、本当に恋愛的な好きではない。恋愛には発展しないと思う」とバッサリ。これに松岡が「そうかな～？」と突っ込み、橋本が「実果と風助は同志のまま終わってほしいと思う」と意見するなど、女子会トークは盛り上がった。
最後に、撮影を終えての感想を橋本が「箇条書きにすると…」と前置きし、「●友達ができた●東京に上京する勇気が湧いた●この役者さんをやっていく上での覚悟ができた●仕事を愛することができた●支えができた」と、“橋本の5ヶ条”を制定してみせた。
トークショー終了後、キャストのサイン入りのバレーボールが当たる抽選会や、観客へのカラーボール投げも行われ、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
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