
俳優の阿部サダヲ(42)が27日、東京・千代田区の神田明神で映画『夢売るふたり』(監督:西川美和/配給:アスミック・エース)の“納涼浴衣で大ヒット&縁結び祈願”を女優の松たか子(35)、田中麗奈(32)、鈴木砂羽(39)、木村多江(41)、西川美和監督(38)と行った。
浴衣姿の美女に囲まれた阿部は「後で写真頂いてもいいですか? 少しいやらしいことを考えてました。すいません」と恐縮しきり。木村からは「素敵。結婚詐欺にあってもいいかな?」と言われ思わず照れ笑いの阿部。役柄をイメージしたという色とりどりの浴衣姿に「誰の浴衣がいいですか?」と聞かれると「土日は休むとして、月曜日は…」と左右を見渡しながら「これが全部自分の女だったらかっこいいな」と笑いを誘った。

そんな阿部の魅力を尋ねると「もうちょっと見ていたいという妖怪めいた魅力」(鈴木)「カメレオンみたいに目を離すと違う表情、違う顔に。惹きつけれれるというか尊敬」(田中)「自分の得意のところで売ってない感じが、“やるな!”という感じです」(松)と賞賛の言葉が続くと、さすがの阿部も「この着物買取りになるんじゃないかなと思うくらい汗をかいてます」と苦笑い。木村からも「ひょうひょうとして普段は何を考えているのかわからない。映像をみたり声を聞いたりしているうちにセクシーな気がしてきて…つかみどころのない魅力」と絶賛だった。
作品にちなみ「これまでで一番の、相手の嘘は?」という質問には、田中は「私も気付かないタイプなんですかね。忘れたころに『あれって嘘だったのかな、本当だったのかな』と考えてしまうタイプ」としんみり。松は「まだ最大のものに出会ってないのか、騙しがいがない女と思われてるのか。夫には嘘はつかれたことがないと思って生きてます」と肩をすくめていた。
また、この日AKB48から卒業する前田敦子について、同じ秋葉原でのイベントとなったことに阿部は「芸能ニュースをひとつぐらいわけて欲しいですね、『夢売るふたり』にも。敦子さん独り占めはよくないな」と呼びかけ、これには報道陣も爆笑。さらに「卒業するより、これらか映画公開する方が前向きな感じがしますね。敦子さんによろしくお伝えください。客層としてはAKBのファンの方とかぶらないと思うので」と笑いで締めくくった。
東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部)と里子(松)の夫婦は、火事で一夜にして店を失ってしまう。失意の貫也は駅のホームで泥酔した玲子(鈴木)と出会い一夜を共にする。不倫に疲れた玲子から店の再建のための大金を得る貫也。夫の不貞を知り激怒する妻だが、夫の“才能”に気づき、夫婦で結婚詐欺を始める。結婚したい独身OL、シングルマザー、ウェイトリフティング選手、風俗嬢…さまざまな女に夢を売り金を蓄えるふたりだったが、次第に運命の歯車が狂い始める…
9月8日新宿ピカデリーほか全国ロードショー。







