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【ロンドン五輪】レスリング3連覇の伊調馨選手 靭帯損傷の中での戦いだった

 ロンドン五輪第13日目となる8日、レスリング女子フリー63キロ級で見事金メダルを手にした伊調馨(=ALSOK、28)選手が靭帯を損傷しながら試合に臨んでいたことが、分かった。

 オリンピック3連覇を成し遂げた伊調選手。景瑞雪選手(24=中国)を2―0で下すなど、1ピリオドも落とさず、危なげのない試合運びの裏ではケガに耐えていた。

 10日付のデイリースポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ、サンケイスポーツ各紙が報じており、3日にロンドン入りし、最初の練習となった4日にマットで足を滑らせ、左足首を痛めていたという伊調選手。「ドクターには“3本のじん帯のうち1本と半分が切れている”と言われた」という大ケガだった。

 試合前日は炎症止めの注射を打ち、この日も決勝前に痛み止めを打ってテーピングで固定して出場していたという。「何で今なんだろう、とは思ったけど、ケガのことを考えても仕方がない。練習ができない間のイメージトレーニングが良かった。でも、万全でやりたかったというのはあります」と、その思いを語っている。

 また、伊調選手は「北京からあっという間だったので、リオもすぐ来るんじゃないかな。出られるなら出てもいいかな…って自分が決めることじゃないですね」とも語り、2016年のブラジルでのリオデジャネイロ五輪へもチャレンジしていきたいという気持ちも見せていた。

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