お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の“しずちゃん”こと山崎静代(33)が14日、中国・秦皇ロ島オリンピック体育センターで行われたアマチュア女子ボクシングミドル級2回戦で、シャノフザ・ニザモワ(24、ウズベキスタン)を3回1分54秒RSC(レフェリーストップ・コンテスト)で破った。
ロンドン五輪出場を懸けた今大会で、しずちゃんは初戦となる2回戦、国際大会で嬉しい初勝利。キックボクシングで06年世界選手権3位の実績を持つニザモワのパンチを浴び、1回52秒、スタンディング・ダウンを奪われた。しかし、それでも前に出て、2回55秒にはスタンディング・ダウンを奪い返し、3回は完全にしずちゃんペース。右ストレートとワンツーのラッシュで、合計3度のスタンディング・ダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。
15日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、しずちゃんは右まぶたを腫らしながら、「無我夢中で、絶対に負けられないと思った。無心でした。相手も疲れていて、盛り返そうとがむしゃらにやりました」と、喜びのコメント。
16強入りしたしずちゃんは、きょう15日、ドイツ人のシュトロマイヤーと対戦。今大会でのアジアの出場枠はわずか一人だけと難関だが、サウスポーの強豪に挑む。