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【ロンドン五輪】卓球女子シングルス4回戦!愛ちゃん土壇場から逆転!石川佳純と8強

 ロンドンオリンピック大会4日目の30日、卓球女子シングルス4回戦が行われ、“愛ちゃん”福原愛(=ANA、23)と石川佳純(=全農、19)が登場。愛ちゃんは、1-3と、もう1ゲームも落とせない状況から、3ゲーム連取で逆転。石川は、危なげないプレイで2人揃って初のベスト8進出を果たした。

 福原は、勝てば3度目のオリンピックで初のベスト8進出となる4回戦。立ちはだかるのは、オランダのジエ・リー。いろいろなカット球を使う“カットマン”で苦手なタイプだ。

 4回戦 福原愛 4(11-4、8-11、8-11、6-11、11-5、11-8、11-8)3 ジエ・リー(オランダ)

 「対策を立て練習を積んできた」という通り、相手の正面を突くミドル攻撃で、11-4で第1ゲームを奪取。このままの勢いで行くかと思われたが、いろいろなカット球で攻めてくるリーに対し、少しずつ、愛ちゃんの強打に狂いが生じる。

 愛ちゃんのスマッシュがオーバーするかネットにかかり、ポイントを失う場面が多くなっていく。シーソーゲームながらも、肝心なところでのミスが続き、第2、第3ゲームを落とす。続く第4ゲームでは、すぐのスマッシュを控え、辛抱強く、相手に合わせたつなぎの球を多めに使うようになるも、上手く行かず6-11で落とす。

 いよいよ後がなくなった愛ちゃん。第5ゲームの前には、「なかなかベンチから出てこない」ということで、イエローカートをもらう。

 このまま崩れていくのかと思えたが、第4ゲームで見せたラリーでしのぐ戦法を継続。チャンスを待ってスマッシュと、効果的にミドルに打つ攻撃が功を奏し、11-5で取ると、第6ゲームも奪取。これで五分となると、第7ゲームも長いラリーを制した愛ちゃんが抜け出し、逆転勝ちした。

 次戦の現役最強女王、丁寧(中国)との一戦だ。

 一方、オリンピック初出場で、ベスト8進出がかかる石川も“カットマン”と対戦。

 石川佳純 4(11-9、11-5、10-12、14-12、11-6)1 チェン・リー(ポーランド)

 第1、第2ゲームを連取した石川だったが、第3ゲームを落とす。続く第4ゲームを14-12で粘り勝ちすると、第5ゲームは危なげなく11-6で相手を圧倒した。

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